1987年から1994年まで7シーズンにわたり放送された『新スター・トレック』や『スター・トレック/ディープ・スペース・ナイン』で、クリンゴン人のU.S.S.エンタープライズ艦隊士官ウォーフを演じたマイケル・ドーンが、「ウォーフのスピンオフを作るなら今だ」と語っていることがわかった。
1960年代に放送されたウィリアム・シャトナー主演のドラマシリーズ『スター・トレック/宇宙大作戦』を皮切りに、『スター・トレック』は映画版シリーズも数多く登場し、最近では米CBSの配信サービスCBS All Accessが、新シリーズ『スター・トレック:ディスカバリー』を製作。本シリーズの成功を受け、同配信サービスは『スター・トレック』ユニバースを拡大していく意向の模様で、ドラマシリーズ『新スター・トレック』のジャン・リュック・ピカード艦長のその後の人生を描くリブート版の企画を進行させているとも報じられている。
米Inverseのインタビューに応えたマイケルが、ウォーフを主役にしたスピンオフのアイデアについて、次のように語っている。「私が思うに、これは完璧なタイミングとプラットフォームだと思うんだ。誰かの邪魔をする訳でもないし、クリンゴン帝国の物語はシェイクスピア的だから語るに値すると常に思っていた。クリンゴン帝国は進化と変化を余儀なくされたが、それをクリンゴン人は好まずあらゆる方法で戦い、彼らは社会にエイリアンという存在を伝えなければならなかった。それは、世の中がグローバルになっていっている今の世界と似ているしね」と言い、クリンゴン帝国の状況が現代世界を反映している点も指摘していた。
そして、仮にウォーフのスピンオフが実現しなければ、ピカード艦長のリブート版にウォーフ役で出演する気があるとも述べている。そのリブート版には、オリジナルシリーズに同役で出演していたパトリック・スチュワートがカムバックすることが決定している。
マイケルは、『スター・トレック"88/新・宇宙大作戦』や映画『スター・トレックVI/未知の世界』『ファースト・コンタクト/STAR TREK』『ジェネレーションズ/STAR TREK』『スター・トレック/叛乱』などにもウォーフ役で登場し、ドラマシリーズ『スター・トレック エンタープライズ』ではエピソード監督も務めている。
(海外ドラマNAVI)
Photo:『スター・トレック/ディープ・スペース・ナイン』
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