米ケーブル局の米Syfyが製作する、モンスターハンターのヴァン・ヘルシングからインスピレーションを得たホラーファンタジー『ヴァン・ヘルシング』のシーズン4更新が決定した。米Hollywood Reporterが報じている。
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ヴァン・ヘルシングは、吸血鬼ハンターの名誉教授としてブラム・ストーカーの小説に登場し、その後はモンスターハンターの代名詞的存在となって様々な映画や漫画などで取り上げられてきた。本シリーズではヴァン・ヘルシングの娘ヴァネッサ・ヘルシング(ケリー・オーヴァートン『トゥルーブラッド』)が主人公となり、ヴァンパイアの支配下に落ちた世界を救うため、彼らとの闘いに身を投じていく物語。
全13話構成となる新シーズンは、ショーランナーがニール・ラビュート(『ウィッカーマン』)からジョナサン・ウォーカー(『コンティニアム CPS特捜班』)となる。彼は、チャド・オークス(『ゴースト・ウォーズ』)やマイケル・ナンキン(『DEFIANCE/ディファイアンス』)らとともに、製作総指揮も務める。
ウォーカーは「シーズン1から『ヴァン・ヘルシング』の脚本家として関わってきた私が、ラビュートの後任としてショーランナーを務めることに興奮しております。シーズン4では、いわゆるヴァンパイアの叫びやこの世での彼らの最終目的をさらに深く描いていきます。新たな悪役や、予期せぬヒーローの登場もあります。素晴らしい計画を立てているこの次のシーズンを、熱心なファンの皆様にお届けできることを嬉しく思います」と、更新と新な役割への喜びを語った。
ラビュートは、ケイト・ボスワース(『アリスのままで』)とアレックス・ペティファー(『マジック・マイク』)、ナタリー・マルティネス(『アンダー・ザ・ドーム』)らが共演するNetflixの新作スリラー『The I-Land(原題)』のプロデュースを担当していることから、シーズン4では3話分の脚本を手掛けるのみとなるという。
同作は、視聴率ではそれほど好成績というわけではない。シーズン3の全10話では、平均40万人しか視聴者がいないという結果が出ている。だが、同局にとって低予算で放送できる作品という利点があることから、ここまでの更新が実現しているようだ。超常現象ホラー『ワイノナ・アープ』や世紀末ドラマ『Zネーション』なども同じようなビジネスモデル。
『ヴァン・ヘルシング』の出演者にはケリーのほかに、ヴィンセント・ゲイル(『SUPERNATURAL』)、ローラ・メネル(『ALPHAS/アルファズ』)、ミッシー・ペリグリム(『ルーキーブルー ~新米警官 奮闘記~』)、ジョナサン・スカーフ(『イコライザー2』)らが名を連ねている。
『ヴァン・ヘルシング』シーズン4は、2019年放送予定。日本ではシーズン1&2がNetflixにて配信中。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ヴァン・ヘルシング』