シアトルの大病院で働く外科医を描いた大ヒット医療ドラマ『グレイズ・アナトミー』(以下『グレアナ』)。本国アメリカでは現在シーズン15に突入しており、すでに大ヒット長寿ドラマの代名詞でもあるが、さらにシーズン16に更新される線が濃厚になってきたようだ。米E!Onlineが報じている。
2月5日(火)、同作の放送局である米ABCエンターテイメント社長キャリー・バークは、テレビ批評家協会冬のプレスツアーで、"最低でもあと1シーズンはある"と口を滑らせてしまったことが噂の発端だ。バークは、『グレアナ』の更新について交渉中だと話し、主人公メレディス・グレイの未来を描き続けるため、まだこの先のシーズンも検討していると話した。
また、メレディスを演じるエレン・ポンピオがシーズン14が放送中だった昨年に、製作会社ABCスタジオとの契約をさらに2年延長しており、その期限はちょうどシーズン16までになることから、実質シーズン16はかなり確定に近いと思われる。
現在、本国で放送中のシーズン15は、先日当初より3話追加されて合計25話構成となった。医療ドラマとしては、1994年から15シーズン続いた米NBCの『ER 緊急救命室』の全331話を、この2月下旬に総エピソード数で超え、新たな記録を打ち立てるのも目前だ。
エレンは昨年に更新について、「クリエイターのションダ・ライムズと私が一緒に決断することなの。長年この作品に関わってきているし、おやすみしたい気持ちもあるわ。でもファンが、この作品にまだとても情熱を注いでくれているの。だからファンが(いつ終わるのかを)教えてくれると思うわ。もし、視聴率が落ちてきて情熱的じゃなくなったら、ファンでいてくれなくなったら、それがやめ時だということよね」と答えていた。
さらに、トーク番組に出演した際には、「イタリアでもフランスでも、ロンドンでもカンザスでも、どこに行ってもファンが私に近づいてきて涙目で、『グレアナ』がどれだけ大切な作品が語ってくれるの。だからシーズン16もあるでしょうね。終わりの兆しが見えないもの。だから私もこのまま頑張らないと。だって、『グレアナ』が世界の人々の人生を感化しているのだから」とも語っていた。
どうやらファンがいる限り、製作側もエレンも『グレアナ』を継続していくつもりでいるようだ。同作正式な更新発表があり次第、お伝えしていきたい。新たな記録を樹立する医療ドラマ『グレイズ・アナトミー』シーズン15は、米ABCにて放送中。『グレイズ・アナトミー』見どころなどは、海外ドラマNAVI作品データベースにて。(海外ドラマNAVI)
Photo:
『グレイズ・アナトミー』
(c) ABC Studios