いよいよ4月に放送される第八章をもってファイナルを迎える米HBOの大ヒット大河ファンタジー『ゲーム・オブ・スローンズ』(以下『GOT』)。本シリーズの前日譚ドラマのキャスト情報が続々と明らかになっているが、今回新たに発表された。米TV Lineなど複数のメディアが報じている。
『The Long Night(原題)』と噂されている『GOT』のスピンオフ作品。『GOT』の時代設定よりも何千年もの前の話となり、数々の英雄たちが活躍した黄金期から暗黒の時代へ移り変わる年代記的な作品。ウェスタロスの歴史に隠された恐ろしい秘密やホワイトウォーカーの起源、東側の大地に潜む謎やスターク家の伝説の人物などが描かれると伝えられている。
今回決定したのは、映画『愛しすぎて/詩人の妻』でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされ、『ハリー・ポッター』シリーズでは「日刊予言者新聞」の記者リータ・スキーターを演じた英国出身の俳優ミランダ・リチャードソン。現時点では、ミランダが演じる役どころなどに関しての詳細はわかっていない。
ミランダは、すでに明らかになっている以下のキャストと共演する。謎めいた秘密を隠しもつカリスマ性溢れる魅力的な名士役にナオミ・ワッツ(『ツイン・ピークス The Return』)。そしてジョシュ・ホワイトハウス(『風の勇士 ポルダーク』)、トビー・レグボ(『ラスト・キングダム』)、イヴァノ・ジェレマイア(『ヒューマンズ』)、ジョージー・ヘンリー(『ナルニア国物語』シリーズ)、ナオミ・エイキー(『Star Wars: Episode IX(仮題)』)、ジェイミー・キャンベル・バウアー(『シャドウハンター』)、デニース・ゴフ(『THE FALL 警視ステラ・ギブソン』)、シーラ・アティム(『Harlots(原題)』)、アレックス・シャープ(『パーティーで女の子に話しかけるには』)ら。
『GOT』のスピンオフは5つあると言われている中で、米HBOは2018年6月にこの前日譚のパイロットを発注。放送は4月に最終章が放送される本家の放送終了後から、最低1年はかかるとも伝えらている。パイロット版の脚本を手掛けるのは、映画『キングスマン』シリーズや『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』などで知られるジェーン・ゴールドマン。彼は原作者のジョージ・R・R・マーティンと取り組み、ショーランナーも兼任する。
また、残りのスピンオフシリーズでもペンを執るマーティンは、「スピンオフの全ては、続編ではなくプリクエル(前日譚)」だと発言。「氷と炎の歌」の世界を舞台にし、同作の90年ほど前を描いている原作「ダンクとエッグの物語」が、スピンオフの1つではないかと噂されていたが、その噂は否定している。さらに、「"ロバートの反乱"もやらないよ。「氷と炎の歌」を書き終わったら、"ロバートの反乱"で起こった大事なことが、全てバレてしまうからね」とこの作品でもないことを明言している。
気になる前日譚シリーズだが、本家はいよいよ幕を閉じる。『ゲーム・オブ・スローンズ:第八章』は、4月15(月)に日本でもスターチャンネルにて世界同時放送。『ゲーム・オブ・スローンズ』の海外ドラマNAVI作品データベースはこちら。(海外ドラマNAVI)
Photo:
ミランダ・リチャードソン
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