NYを舞台に、恋に仕事に奔走する4人の女性を描いた大ヒットドラマ『SEX AND THE CITY』(以下『SATC』)。今までにも何度か同作の復活や映画版などの話が出ているが、今度は別の形で物語が続いていくようだ。米Entertainment Weeklyが報じている。
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3月27日(水)、パラマウントTVらが、『SATC』原作者であるキャンディス・ブシュネルの近刊書「Is There Still Sex in the City?(原題)」のTV化権を獲得したことを発表。本作は、ニューヨークを舞台に50代以上の女性の友情、恋愛、セックスを物語ったノンフィクションで、『SATC』とはキャラクターも異なる別物、だという。
パラマウントTV社長のニコール・クレメンズは「オリジナル小説、そして『SATC』は、私自身も含め、どの世代の女性にとっても画期的な作品となりました。今度は、あまり表立って語られることのない50代の女性から見た視点のストーリーですが、"ニューヨーク、まだセックスってあるの?(原題のIs There Still Sex in the City?)"という疑問に"ええ!まだまだあるわよ!"と答えられる作品を製作できることをとても嬉しく思っています」と、コメントした。
この新作は、グローヴ・アトランティック社から8月に出版される予定。『SATC』の続編という位置付けではないが、マンハッタンのアッパー・イースト・サイドに住む中年たちの恋愛模様をはじめ、彼女らのカジュアル・セックスなどの交友関係、結婚生活や子ども、離婚、そして若さをキープしないといけないという社会からのプレッシャーなどを物語っていく。
原作者のブシュネル自身も「以前は、50代といえばもう定年間近で、仕事量を減らし、もっと趣味や友人との時間に費やすような人生でした。端的に言うと、何をするわけでもなく、ただ老いて太っていくだけというものでした。体型を維持することや、ベンチャー企業を立ち上げるなんてこと、見知らぬ人との一夜や、人生をやり直すこと、違う州への引っ越しさえも考えられないことだったのです。ですが、現代の50~60代女性の多くは、本作で描くような人生を実際に送っているのです。そんな女性たちの複雑で豊かな現実を本に、そしてTVでお伝えできることにとても興奮しています」と述べている。
ブシュネルは、新作パイロット版の脚本を担当し、ライザ・チェイシン(『ジプシー』)やロビン・マイジンガー(『クリスマス・クロニクル』)とともに、製作総指揮にも名を連ねる。
ブシュネル原作でTVシリーズ化したその他の作品には、『リップスティック・ジャングル』、そして『SATC』の前日譚である『マンハッタンに恋をして ~キャリーの日記~』がある。この新作のキャストなどの続報が入り次第、お伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)
Photo:
『セックス・アンド・ザ・シティ2』プレミアより
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