『11.22.63』と『キャッスルロック』でタッグを組んだ作家スティーヴン・キングとヒットメイカーのJ・J・エイブラムス。今度は主演にオスカー女優のジュリアン・ムーア(『ハンガー・ゲーム』シリーズ)を迎え、米Appleオリジナル作品を手掛けることになった。米Deadlineが報じている。
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【まとめ】ここで一旦整理!2018年現在、Appleで製作中の海外ドラマ14選
海外ドラマを見る方法も見る場所も、そして見る時間すらも多くの選択肢から選べるようになった昨今。それだけでなく、もはやテレビ局だけがオリジナルコンテンツを制作する時代ではなくなっており、革新的なデジタル製品を生み続けているAppleもオリジナル番組の製作を発表している。 NAVIでも日々新作の情報をお伝えしているが、ここ…
『Lisey”s Story(原題)』というタイトルの全8話構成の新作は、キングが2006年に執筆した長編『リーシーの物語』を元にしている。同作は、有名作家だった夫スコットを2年前に亡くしたリーシー(ジュリアン)が主人公。悲しみにくれならが遺品の整理をしていたリーシーは、スコットに起こった思い出をかみしめる。やがて、夫が何かを自分に知らせようと「道しるべ」を遺品に忍ばせていたことに気づく。一体何を知らせようとしているのか? 頻発する謎と怪事のさなか、スコットの未発表原稿を狙うストーカーが身辺にあらわれはじめ、その魔の手はリーシーも狙っていくようになるという。
TV版の脚本は全てキング自身が執筆し、ジュリアンは主演だけでなく製作総指揮も兼任する。ジュリアンは、2014年の映画『アリスのままで』でアカデミー賞主演女優賞を受賞。それまでにも数多くの作品に出演しているが、TVドラマへの出演は珍しい。
先日、米Appleは同社オリジナルシリーズなどが視聴できる「Apple TV+」を発表。エイブラムスは、シンガソングライターのサラ・バレリス(『30 ROCK/サーティー・ロック』)と製作する『Little Voices(原題)』や、ジェニファー・ガーナー(『エイリアス』)と取り組むミニシリーズ『My Glory Was I Had Such Friends(原題)』もAppleで手掛けており、『Lisey”s Story』は、同社で彼が製作する3作品目になる。この新作の続報が入り次第、お伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)