超常現象ホラー『ワイノナ・アープ』がついに再始動、シーズン4のロケ開始、放送は2020年夏!

アクションに怪奇譚、そしてロマンスなど要素が盛りだくさんの米Syfyの超常現象ホラー『ワイノナ・アープ』。本国アメリカではシーズン3が昨年9月に終了している本作だが、シーズン4が2020年の夏に放送されることが発表された。米Varietyなどが報じている。

本作は、ボー・スミス原作の同名IDWコミックスを下敷きにしている。伝説的な保安官ワイアット・アープの子孫である勇敢な女性ワイノナが舞い戻った故郷で、一家に伝わる"ピースメーカー"と呼ばれる銃を片手に、押し寄せる悪霊に立ち向かうというダークファンタジーアクションドラマ。

カナダとアメリカの共作であるこのシリーズは、シーズン4までの更新が決定していたものの、製作会社IDWエンターテイメントの予算の関係で撮影が遅れていた。だがこの度、カナダ拠点のCineflixが共同製作総指揮に加わり、4シーズン全てのグローバル配信権を取得することによってロケの開始が可能となった。

Syfyは、今回の報道を受けて以下のような声明を発表した。「弊社は、熱心なファンのいるユニークで重要なドラマ『ワイノナ・アープ』への後押しを断とうとしたことは一度もありません。ファンの友人たちへ、これまで我々を信じ本作がいるべき場所、Syfyに確実に戻ってこられるよう協力会社と連携する間、辛抱強く待ってくださり感謝しております」

続けて、IDWエンターテイメント社長のリディア・アントニーニもファンに向けてコメントを述べた。「ドラマ版、原作、そのキャラクターとストーリー、そしてファンの皆様は我々IDWにとって非常に大切な存在であるため、これからもワイノナの物語を続けられることをとても嬉しく思っています。本作が始まった時から、ファンの皆様はドラマを温かく迎え入れ、共感とサポート、そしてウィスキーやドーナツで作られたオープンなコミュニティという形で情熱を注いでくれました。世界中の献身的なファンの皆様に喜んでいただけるよう尽力するために、シーズン4を迎えるべく力を貸してくれたパートナー企業に感謝しています」

本シリーズの主役ワイノナ役は、『リスナー 心を読む青い瞳』のティア役で知られるカナダ出身のメラニー・スクロファーノ。その他のキャラクターには、妹のウェイバリー(ドミニク・プロヴォ=チョークリー)、不死身の相棒ドク(ティム・ロゾン)、そして政府が組織した対超常現象部隊に所属するドルズ(シャミア・アンダーソン)などがいる。

シーズン3から少し時間は経つが、無事にシーズン4が放送されることが決まり、ファンもひと安心だろう。『ワイノナ・アープ』はNetflixでシーズン1~2が配信中。

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『ワイノナ・アープ』シーズン2
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