ジョエル&イーサン・コーエン兄弟の代表作である1996年公開の映画『ファーゴ』をベースにした人気アンソロジーシリーズ『FARGO/ファーゴ』。そのシーズン4に出演するキャスト12人が発表された。米Varietyなどが報じている。
シーズン4で舞台となるのは、イタリア系とアフリカ系の犯罪組織が争う1950年代のミズーリ州カンザスシティ。平和協定を結ぶために、両組織のボスがお互いの末っ子を交換することになったが、カンザスシティを牛耳るマフィアのボスが亡くなったことで全てが変わってしまう...というストーリーだ。
今回決定したのは、映画『007』シリーズのQ役や『英国スキャンダル ~セックスと陰謀のソープ事件』のノーマン・スコット役で知られるベン・ウィショー、『ボードウォーク・エンパイア 欲望の街』のリチャード・ハロー役ジャック・ヒューストン、ニューヨーク交響楽団の舞台裏を描く『モーツアルト・イン・ザ・ジャングル』で製作総指揮を務め出演もしているジェイソン・シュワルツマン。彼らはそれぞれ、ベンはラビ・ミリガン、ジャックはオディス・ウェフ、ジェイソンはジョスト・ファダという名前の人物を演じる。
その他、ジェシー・バックリー(『チェルノブイリ』)、サルヴァトーレ・エスポジト(『TAXi ダイヤモンド・ミッション』)、アンドリュー・バード(『THE PATH/ザ・パス』)、ジェレミー・ハリス(『レギオン』)、ガエターノ・ブルーオン(『時の重なる女』)、アンジ・ホワイト(『シカゴ P.D.』)、フランチェスコ・アクアローリ(『マフィア アンダーカバー』)、イマイリ・クラッチフィールド(『お!バカんす家族』)、アンバー・ミッドサンダー(『レギオン』)と、実に12人のキャスティングが一気に発表された。
このシーズン4には、人気コメディアンのクリス・ロックが主演することがすでに発表されており、クリスはアフリカ系犯罪組織のボスを演じる。
シーズン3に引き続き、脚本&監督&クリエイターをノア・ホーリー(『BONES』)が務め、コーエン兄弟もウォーレン・リトルフィールド(『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』)、ジョン・キャメロン(『レギオン』)らとともに製作総指揮に名を連ねる。
新たなキャストで迎える『FARGO/ファーゴ』シーズン4は、この秋にシカゴにてクランクインし、米FXにて2020年放送予定。これまでの見どころは、【海外ドラマNAVI作品データベース】をチェック!(海外ドラマNAVI)
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ベン・ウィショー
(c)Hubert Boesl/FAMOUS