1990年代に社会現象を巻き起こした青春ドラマ『ビバリーヒルズ高校白書/青春白書』のリバイバル版『BH90210(原題)』が、8月上旬より米FOXにて放送開始となる。オリジナルキャストに加えて新キャストも続々と発表される中、『007/ワールド・イズ・ノット・イナフ』のボンドガールで知られ、実は『ビバヒル』の世界と長い付き合いのデニース・リチャーズも出演することが明らかとなった。米TV Lineが報じている。
全6話のミニシリーズとなる本作では、19年の歳月を経て成長したキャストが本人役で登場し、彼らのリアルな人生と人間関係にインスパイアされたストーリーが描かれるという。
オリジナル版でドナ・マーティンを演じたトーリ・スペリングが、自分を含むオリジナルキャストに囲まれたデニースの写真と「『ビバヒル』ファミリーへようこそ」というメッセージをInstagramに投稿して、彼女の出演を発表。デニースは、自分をパロディにした本人役で登場するとのこと。
なお、実はデニースはオリジナル版のシーズン2最終話に、ジェニー・ガース演じるケリー・テイラーの従姉妹ロビン・マクギル役でゲスト出演していた。さらに、2000年代にリブートされた『新ビバリーヒルズ青春白書』でもシーズン5の中の一話でゲストを務めている。その時に演じたのは、ロビンとは別人の、グウェン・トンプソンというキャラクターだった。今回はデニース自身をパロディにした役柄ということで、『ビバヒル』の世界で3つの役を演じることになりそうだ。
キャリア初期に元祖『ビバヒル』や『となりのサインフェルド』『メルローズ・プレイス』などにゲスト出演していたデニースは、1990年代後半にサスペンス映画『ワイルドシングス』やSFアクション映画『スターシップ・トゥルーパーズ』で注目されるように。チャーリー・シーンと2002年から2006年まで結婚しており、コメディドラマ『ハーパー★ボーイズ』で夫婦共演も果たしていた。2013年から2シーズンにわたってミステリードラマ『ねじれた疑惑』でレギュラーを務め、現在はソープオペラ『The Bold and the Beautiful(原題)』に出演している。
リバイバル版のその他の新キャストとしては、ブライアン・オースティン・グリーン(デビッド・シルバー役)の妻役で『POWER/パワー』などに出演しているラ・ラ・アンソニー、ジェイソン・プリーストリー(ブランドン・ウォルシュ役)の妻役でコメディドラマ『オヤジ・アタック』のヴァネッサ・ラシェイが出演。また、かつてブランドンのガールフレンドであるエミリーを演じ、過去に実生活でブランドン役のジェイソンと交際していたクリスティーン・エリスが数話に登場することも決定している。
トーリ、ジェニー、ジェイソン、ブライアンのほか、シャナン・ドハティ(ブレンダ・ウォルシュ役)、アイアン・ジーリング(スティーブ・サンダース役)、ガブリエル・カーテリス(アンドレア・ザッカーマン役)もカムバックするが、3月4日に脳卒中により52歳で急逝したルーク・ペリー(ディラン・マッケイ役)の姿を目にすることができないのが本当に惜しまれる。
全6話となる『BH90210』は米FOXにて8月7日(水)より放送スタート。(海外ドラマNAVI)
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デニース・リチャーズ
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