『Glee/グリー』『アメリカン・ホラー・ストーリー』『アメリカン・クライム・ストーリー』のクリエイターとして知られるライアン・マーフィーが手掛けるNetflix新作コメディ『ザ・ポリティシャン』に出演するジェシカ・ラングが、本作を最後にドラマ界から引退するかもしれないようだ。
9月27日(金)から配信され、すでに話題作となっている『ザ・ポリティシャン』で孫娘と暮らす祖母ダスティを演じるジェシカは米Hollywood Reporterのインタビューに答え、まず『ザ・ポリティシャン』に出演したいと思った理由について述べた。
「(本作が)ブラックコメディだという点に興味を持ちました。私は長年にわたりあまりコメディをやってきませんでした。ですが、この今の世界におけるこのようなダークなキャラクターをやりたいと思ったのです。これまでのキャリアの中でも、拷問を受けたキャラクターを演じたことはあります。しかし、それらのキャラクターは常に現実的かつ劇的なものでした。今回の『ザ・ポリティシャン』で私が演じるキャラクターは、それとは異なるものだったのです」
また、撮影時間が短いサブキャラクターであることが、出演契約を結んだ理由でもあるという。「主演ではないので、この作品を背負っているわけでありませんでした。1つのエピソードで何シーンか撮影するだけで、普段の仕事に比べてとても楽なスケジュールでした」
そして、女優業に関して、「ドラマシリーズに出演することは、本当に特別なことなのです。今の時点で、私は終わりなのかどうかわかりません。でも実はもう終わっているのかもしれませんけどね」と語った。
『ザ・ポリティシャン』は、カリフォルニア州サンタバーバラを舞台に、7歳の頃から大統領になると信じて疑わなかった裕福な家庭のペイトンが、大統領への道を歩む姿を追うシリーズ。シーズン1&2では、ペイトンの高校生徒会長選挙とハーバード大学への入学が描かれ、ブラックコメディでありながらも、銃規制を含む問題、投票詐欺など様々な現代社会を風刺している。
主人公ペイトンを演じるのは、ブロードウェイ・ミュージカル『Dear Evan Hansen(原題)』でトニー賞ミュージカル主演男優賞を受賞し、映画『ピッチ・パーフェクト』シリーズにも出演しているベン・プラット。ペイトンの母親役をグウィネス・パルトロー(『アイアンマン』)が演じている。
『ザ・ポリティシャン』は、Netflixにて配信中。(海外ドラマNAVI)
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Netflixオリジナルドラマ『ザ・ポリティシャン』