デヴィッド・フィンチャーが、ジャック・ニコルソン主演映画『チャイナタウン』の前日譚ドラマを製作!

映画『セブン』や『ファイト・クラブ』でメガホンを取り、Netflixの政治ドラマ『ハウス・オブ・カード 野望の階段』やサスペンスドラマ『マインドハンター』などを手掛ける鬼才デヴィッド・フィンチャー。ダークな問題作を得意とするフィンチャーが、再びNetflixとタッグを組み、ジャック・ニコルソンが主演した映画『チャイナタウン』の前日譚ドラマを製作することが明らかとなった。米Deadlineが報じている。

1974年に公開された『チャイナタウン』の舞台は1937年のロサンゼルス。私立探偵ジェイク・ギテスはイヴリン・モーレイという夫人から、ダム建設技師である夫ホリスの浮気調査を依頼される。だが、盗み撮りした写真がなぜか新聞に掲載され、それを見たもう一人のモーレイ夫人が現れるという事態に。実は彼女こそが本物のイヴリンで、ジェイクはこの件がダム建設をめぐる疑惑と関係があると睨んで調査を開始するが、ホリスが溺死体で発見される―。

ロマン・ポランスキーが監督を務めた映画版では、ジャックが私立探偵ジェイクを演じ、『ボニーとクライド/俺たちに明日はない』や『タワーリング・インフェルノ』などで知られる名女優フェイ・ダナウェイがイヴリン役で出演。『女と男の名誉』や『007/カジノ・ロワイヤル』(1967年)などで監督を務めた名匠ジョン・ヒューストン、『ロッキー』シリーズでロッキーの兄ポーリーを演じたバート・ヤングも姿を見せていた。

ドラマ版は若かりし頃のジェイクを中心に、石油やギャングが絡み、富や腐敗や蔓延る町でビジネスを展開する主人公が描かれるという。

フィンチャーは、映画版で脚本を手掛けたロバート・タウン、『マインドハンター』『ハウス・オブ・カード』で組んだジョシュア・ドーネンと製作総指揮を務める。

『チャイナタウン』の前日譚ドラマはひとまずパイロット版の製作となり、現時点ではフィンチャーがメガホンを取る予定はないという。キャストやシリーズ化が決定した際には、続報をお届けしていきたい。(海外ドラマNAVI)

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デヴィッド・フィンチャー (c)JMVM/FAMOUS