スーパーパワーに目覚めたティーンエイジャーを描く、米Huluの青春アクション・ヒーロードラマ『マーベル ランナウェイズ』が、シーズン3で終了することは先日お伝えしたばかり。だがそんな本作が、同じくマーベルのドラマシリーズ『エージェント・オブ・シールド』と繋がる可能性が出てきている。米Screenrantが報じている。
『ランナウェイズ』は6人の高校生たちが、ある日両親が属する慈善団体「ザ・プライド」が悪の組織だったことを知り、彼らは自身に宿るスーパーパワーを覚醒させて"ランナウェイズ"を結成し、悪の組織の野望を阻止するため立ち向かっていく。
シーズン3では、米Freeformの『マーベル クローク&ダガー』とのクロスオーバーも決まっており、6人と『クローク&ダガー』の主人公タイロンとタンディが団結し、魔術師モルガナ・ル・フェイ(エリザベス・ハーレイ)との戦いが繰り広げられる。そんな中で、魔術師夫婦の娘ニコ・ミノル(岡野りりか)が持つ魔法の杖"スタッフ・オブ・ワン"が、なぜかモルガナの前ではニコの力を弱めてしまう...。
そして、現在公開されている『ランナウェイズ』シーズン3の映像で、『エージェント・オブ・シールド』シーズン4との繋がりがそこで見られる。
モルガナが何かの儀式を行っているシーンで、机の上に『エージェント・オブ・シールド』のファンなら馴染みのある禁断の書"ダークホールド"があるだ。"ダークホールド"はバロン・フォン・ストラッカーやレッドスカルら危険な人物たちから狙われる万能の書であり、『エージェント・オブ・シールド』では事故があったモーメンタム研究所の人物がその書を読んだことにより無から有を生み出したり、後にコールソンのチームを苦しめたAIのエイダの場合、異次元へと繋がる装置を作り出していた。MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の世界では、魔法と科学は表裏一体であることを示しているものでもある。
"ランナウェイズ"のニコの両親はモーメンタム研究所にいた可能性があり、魔法の杖"スタッフ・オブ・ワン"が"ダークホールド"の産物であるということも考えられる。それゆえに、モルガナは異次元への架け橋として魔法の杖を使おうする。
だが、時系列の問題もあるが、今回登場する"ダークホールド"は『エージェント・オブ・シールド』で出てきたものは別のものかもしれないという。モルガナは、アーサー王の時代からダークホールドを研究していた一人であり、複製することもできるかもしれないからだ。いずれにせよ、"ダークホールド"繋がりで『エージェント・オブ・シールド』と『ランナウェイズ』がリンクすることは確かなようだ。
このことで、『エージェント・オブ・シールド』の内輪ネタや、ゴーストライダーなどのキャラクターが『ランナウェイズ』で見られるかどうかは、現時点では不明。
シリーズは幕を閉じてしまうが、最後まで楽しめる展開が期待できそうだ。全10話構成となる『マーベル ランナウェイズ』シーズン3は、米Huluにて12月13日(金)より配信される。日本ではシーズン1&2がHuluにて配信中。(海外ドラマNAVI)
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『マーベル ランナウェイズ』(c)2017 MARVEL & ABC Signature Studios./『エージェント・オブ・シールド』(c)2016 MARVEL & ABC Studios.