J・R・R・トールキンの長編小説「指輪物語」を実写化した大ヒット映画シリーズ『ロード・ オブ・ザ・リング』の米Amazonによるドラマ版。同作のキャストが徐々に決まりつつあることをこれまで伝えてきたが、ついに主要キャスト15人が明らかとなった。米Varietyが報じている。
ドラマ版は、映画版よりも前の時代となる、第二紀の中つ国を舞台にした前日譚シリーズ。この度、新たにキャストに加わることが分かったのは、オウェイン・アーサー(『パトロール』)、ナザニン・ボニアディ(『カウンターパート/暗躍する分身』)、トム・バッジ(『ガンズ&ゴールド』)、イスマエル・クルス・コルドバ(『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』)、メーガン・リチャーズ(『ワンダーラスト:幸せになるためのセラピー』)、ディラン・スミス(『バッドランド ~最強の戦士~』)、チャーリー・ヴィッカーズ(『メディチ』)、ダニエル・ウェイマン(『刑事フォイル』)、そして本作でスクリーンデビューを飾るタイロー・ムハフィディンとソフィア・ノムヴェテの10人だが、彼らがどんな役を演じるのかは明かされていない。
先日、ベルダーという若きヒーローを演じるはずだったウィル・ポールター(『ブラック・ミラー:バンダースナッチ』)の代わりに、ロバート・アラマヨ(『ゲーム・オブ・スローンズ』)が出演すると報じられていた。また、ジョゼフ・マウル(『ゲーム・オブ・スローンズ』)がヴィランのオレン役に、オーストラリア出身の新進女優マルケラ・カヴェナーがタイラ役に、モーフィッド・クラーク(『クロール ―凶暴領域―』)がエルフの女王ガラドリエル役に決定。演じる役柄は不明だが、エマ・ホヴァース(『ライク、シェア、フォロー』)も出演する。なお、中心人物は、ロバートとオウェイン、ナザニンの3人だという。
また、今回のキャスト決定ニュースの直後には、「指輪物語」へ大きな貢献を果たした人物の訃報も伝えられた。今月16日(木)に亡くなったと報じられたのは、原作者の息子であるクリストファー・トールキン(享年95)。オックスフォード大学の講師だったクリストファーは、1973年にJ・R・Rが還らぬ人となると、父の作品をより深く理解するための著作出版に関わったり、中つ国の地図を作成したりしていた。
ドラマ版では、映画『スター・トレック』最新作でペンを執るパトリック・マッケイとJ・D・ペインがクリエイターと脚本を担当する。すでにシーズン2へ更新されているが、現時点でシーズン1の配信開始日は未定だ。(海外ドラマNAVI)
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人間、ホビット、エルフ、魔法使い、ドワーフなど様々なキャラクターが存在する「指輪物語」の世界。今回発表された人々はどんな役柄を演じるのだろうか?(左上より)ロバート・アラマヨ、オウェイン・アーサー、ナザニン・ボニアディ、トム・バッジ、モーフィッド・クラーク、イスマエル・クルス・コルドバ、エマ・ホヴァース、マルケラ・カヴェナー、ジョゼフ・マウル、タイロー・ムハフィディン、ソフィア・ノムヴェテ、メーガン・リチャーズ、ディラン・スミス、チャーリー・ヴィッカーズ、ダニエル・ウェイマン(同作公式Instagramより)