マーベル・シネマティック・ユニバースの『アイアンマン』や『アベンジャーズ』シリーズのアイアンマンことトニー・スターク役で知られるロバート・ダウニー・Jrと、彼の妻でプロデューサーのスーザン・ダウニーが、米HBOとファーストルック契約を結んだことが明らかとなった。米Hollywood Reporterが報じている。
ファーストルック契約とは、クリエイターや俳優がTV局や製作会社の企画を優先的に見ることができるというもので、ダウニー夫妻はHBOと1年間の同契約を結んだとのこと。ロバートは2000年代前半に人気ドラマ『アリー・myラブ』のレギュラーを務めた以外は主に映画界で活躍してきたが、今回の契約によってドラマ界での活動の機会が増えることになるかもしれない。
すでにダウニー夫妻は、HBOの『弁護士ペリー・メイスン』リブート版となるミニシリーズ『Perry Mason(原題)』でプロデュースを手掛けている。2016年から企画が進んでいた同作の主役メイスンの候補として当初ロバートが挙がっていたが、最終的にスパイドラマ『ジ・アメリカンズ』のマシュー・リスが同役に決まり、2020年内にHBOで放送開始予定だ。
HBOの番組編成部の局長を務めるケイシー・ブロイズは今回の契約を受けて、以下のようにコメントしている。「チーム・ダウニーとクリエイティブな関係を持てることに喜んでいます。彼らは非常に才能があるストーリーテラーであり、今年の下半期にデビューとなる、我々の初コラボ作『Perry Mason』を発表できることが待ちきれません」
2008年に公開された『アイアンマン』よりアイアンマンを演じてきたロバートは、2019年の『アベンジャーズ/エンドゲーム』にてシリーズを卒業。だが、スカーレット・ヨハンソンが主演する新作映画『ブラック・ウィドウ』にトニー・スターク役でカムバックするのではないかと噂されている。また、リブート版の『ドクター・ドリトル』が3月20日(金)より日本公開となるのに加えて、映画『シャーロック・ホームズ』シリーズの第3弾も待機中と、新プロジェクトが目白押しだ。
一方で妻のスーザンは、ロバートが主演した『シャーロック・ホームズ』シリーズや『アイアンマン2』『デュー・デート ~出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断~』『ジャッジ 裁かれる判事』などで製作を務めている。
カメラの表側だけでなく裏側でも活躍するロバートの今後の動向にも注目していきたい。(海外ドラマNAVI)
Photo:
ロバート・ダウニー・Jr
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