『ウエストワールド』テッサ・トンプソン、「シーズン3は、最初から始まったような感じ」

米西部開拓時代を再現したテーマパークを舞台に、人間そっくりなホスト(アンドロイド)たちの覚醒と復讐を描く米HBOのSF大作ドラマ『ウエストワールド』。そのシーズン3について、テーマパークを運営するデロス社の役員シャーロット・ヘイルを演じるテッサ・トンプソンが、「シーズン3は、またシリーズが最初から始まったような感じ」とコメントした。

米ロサンゼルスのTCLチャイニーズ・シアターで開催されたシーズン3のプレミアに登場したテッサが米Varietyのインタビューで、テーマパークのウエストワールドを去ることがシリーズにとって何を意味し、シャーロットが新たなアイデンティティを探求する可能性について語った。


「シャーロットの新しいアイデンティティの模索については、そのあとのシーズンが製作されるならね。奇妙なことに、このシーズンは再びシリーズ第1話のように感じている。物語で現実世界が描かれ、番組は人間でいることの意味を問い続けていて、ホストに新たな質問をぶつけることになる。フレッシュな空気を持ち込んでくれる数多くの新キャストが加わったし、またシリーズが最初から始まったような感じがする。それは視聴者だけでなく、シリーズに携われるほどラッキーな人たちをも驚かせるシーズンなの」

新キャストといえば、『ブレイキング・バッド』のジェシー・ピンクマン役で知られるアーロン・ポールが、社会から疎外感を感じているケイレブ・ニコルス役で出演。『ジーニアス:ピカソ』で主演を務めたアントニオ・バンデラス、『マスター・オブ・ゼロ』に出演し、エミー賞で脚本賞を受賞したリナ・ウェイスも出演する。

また、クリエイターを務めるジョナサン・ノーランとリサ・ジョイはシーズン3について、シーズン1&2では人間が曖昧な見方で描かれていたが、シーズン3では「人類はテーマパークを訪れる客のような人間ばかりなのか?」という問いを投げかけると語った。

シーズン2の最終話が2018年に放送されてから約2年、待望の『ウエストワールド』シーズン3は、米HBOにて3月15日(日)より放送スタート。日本ではスターチャンネルにて3月16日(月)10:00より世界同時放送[字幕版]。(海外ドラマNAVI)