Netflixのアクションドラマ『Marvel デアデビル』と『Marvel ザ・ディフェンダーズ』でエレクトラ役を演じたエロディ・ユンが、『プリティ・リトル・ライアーズ』のエミリー役で知られるシェイ・ミッチェルが製作総指揮を担う米FOX製作の新作ドラマ『The Cleaning Lady(原題)』でギャングの掃除屋として主演を務めることが明らかとなった。米Deadlineが報じている。
『The Cleaning Lady』は、2017年にアルゼンチンで1シーズン放送されたドラマ『La Chica Que Limpia(原題)』の米版リメイクだ。主人公レイナ・サロンガは、病気の息子の治療のために渡米した聡明な医師。トラブルに巻き込まれた彼女は、追い込まれて隠れるためにギャングの掃除屋となる。息子のためには法律を破ることも厭わず、危ない橋を渡り犯罪の闇世界を進んでいくことになる...というストーリー。
もともとレイナはフィリピン系の設定で、『ウェイワード・パインズ 出口のない街』などに出演しているシャニン・ソサモンが演じる予定だったが、新型コロナウィルスの感染拡大による製作中断後に彼女が降板したため、エロディに白羽の矢が立ったという。
よって、カンボジア人の父とフランス人の母との間に生まれたエロディの民族的な背景を反映させ、レイナのキャラクター設定が変更されたが、ドラマは予定通りにフィリピンの文化にフォーカスして描かれるとのこと。
エロディはフィリピン・マニラの有名な病院で働く優秀なカンボジア系医師レイナに扮し、フィリピン人の夫マルコと結婚している。『サバイバー:宿命の大統領』のエイダン・カント、『ブリッジ ~国境に潜む闇』のジョセフ・A・ガルシア、『ボードウォーク・エンパイア4 欲望の街』のヴィンセント・ピアッツァ、『SCORPION/スコーピオン』のジンジャー・ゴンザーガらがキャストに名を連ねている。
フィリピンの血をひくシェイは、ミランダ・クォック(『スパルタカス』)とメリッサ・カーター(『地味っこジェーンの大胆な放課後』)らと共同製作総指揮を務める。クォックが脚本を兼任し、メガホンを取るのは、『HOMELAND』や『アクエリアス 刑事サム・ホディアック』などで監督を務めたマイケル・オファー。
空手で黒帯を持つというエロディは、『デアデビル』と『ザ・ディフェンダーズ』でも激しい戦闘シーンをこなしていたため、『The Cleaning Lady』でも彼女のアクションが期待できそうだ。これまでにエロディは、米版リメイク映画『ドラゴン・タトゥーの女』でミリアム・ウー役を演じ、『G.I.ジョー バック2リベンジ』や『キング・オブ・エジプト』、『ヒットマンズ・ボディガード』をはじめとする数多くのアクション映画で活躍している。
パイロット版は、新型コロナウィルスによる製作中断が解除された後に、ニューメキシコ州で撮影が開始される予定だ。(海外ドラマNAVI)
Photo:Netflix『Marvel デアデビル』(C)Craig Barritt/Netflix