大ヒット大河ファンタジードラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のシーズン4からシーズン8にかけてグレガー・クレゲインを演じたハフソル・ユリウス・ビョルンソン。劇中で"マウンテン"と呼ばれるほど巨漢な彼は、様々なスポーツで世界にその名を轟かせているが、今度は一流アスリートたちと闘うことになるという。
アイスランド出身で身長2m超、体重205kgのハフソルは今年5月、パワーリフティング競技の一つであるデッドリフトで1104ポンド(約501kg)を持ち上げて世界記録を更新した。しかし、彼の挑戦は留まることを知らず、今の目標は"超ヘビー級"なボクシングの試合で勝利すること、そして『Beat the Mountain(マウンテンに打ち勝て)』というタイトルのリアリティ番組を始めることだという。
"超ヘビー級"と言われるボクシングでの対戦相手は、デッドリフトの前世界記録保持者エディ・ホール。体重160kg超のエディとハフソルは2021年9月にラスベガスで対戦する予定だ。一方のリアリティ番組は、一流アスリートたちとハフソルが筋力と持久力で勝負するという内容で、現在企画を進めているとのこと。
世界最強を決めるために力自慢の男たちが競い合う大会「ワールド・ストロンゲストマン(The World"s Strongest Man)」2018年大会で優勝したこともあるハフソル。米Entertainment Weeklyのインタビューに応じ、先月の世界記録樹立について「目標を達成できるのは嬉しいものだ。みんなもそうだろう。でも、これまで誰も成し遂げたことがないことができたことは、比べものにならないくらい嬉しいよ」とコメント。
続けて、「最高の自分になることはもちろんモチベーションだが、一番になることが魅力的で、それは俺のキャリアでも示してきたと思う。強い男とは何か特定のスポーツに秀でることだと思われているが、俺に言わせればそれじゃ不十分だ。一つのスポーツで世界王者になるより、まったく異なる複数のスポーツで世界王者になるのはずっと大変なことだからね」と、様々なスポーツに挑戦し続ける理由を説明。
また、自身の冠番組は「家族みんなで楽しめるものになるはずだ。詳細は明かせないけど、みんなが気に入るものになると約束するよ!」と自信をのぞかせる。そして、素手では誰もハフソルに敵わないであろう中、番組に出るアスリートたちはどうすればあなたを倒すことができるのかと聞かれると、「ご存知の通り、俺は歴史上最もヘビーなボクシングの試合を控えている。そのためには心肺機能、機敏性、瞬発力の強化が必要だ。俺が最高の状態になれば、誰かが"マウンテンに打ち勝つ"ことはほぼ不可能だろう」と強気な発言を残している。さすが世界王者!
なお、『ゲーム・オブ・スローンズ』で広く知られるようになった彼は、イベントなどに呼ばれることも。同作のファンからは、サーセイのように自分を持ち上げてほしいと言われたり、決闘裁判でオベリン・マーテルの頭蓋骨を破壊した時の真似をしてほしいと求められるそうだ。(海外ドラマNAVI)
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『ゲーム・オブ・スローンズ』
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