『新スター・トレック』のジャン=リュック・ピカード艦長のその後を描いたスピンオフドラマ『スター・トレック:ピカード』。本作で約20年ぶりにシリーズにカムバックしたパトリック・スチュワートだが、何年にもわたり出演を断ってきた。なぜ彼はピカードを甦らせたのだろうか。その理由を明らかにした。
米Deadlineのバーチャル・イベント「Contenders Television」に出演したパトリックが、何年にもわたりシリーズにカムバックしないかと打診されながらも、『新スター・トレック』で語った物語を誇りに思い、満足しているからとの理由で毎回断ってきたことを明らかにした。
しかし、2017年、米CBS All Accessで『スター・トレック:ディスカバリー』が配信開始され、同年に公開された『LOGAN/ローガン』でパトリックが『X-MEN』シリーズで演じたプロフェッサーXことチャールズ・エグゼビア役を卒業したことで心境に変化が起きたのだという。
そして『スター・トレック:ピカード』で共同クリエイターを務めるアレックス・カーツマンと彼のチームと会い、パトリックは「チームがピカードと彼の精神の変容を可能にできるなら出演する」とカーツマンに伝えたとのこと。
こうしてパトリックの復帰が決定し、2018年7月のサンディエゴComic-conと翌月にラスベガスで開催された『スター・トレック』のコンベンションにて、パトリックは『スター・トレック:ピカード』への出演をサプライズで発表して大きな話題となり、今年1月、満を持してCBS All Accessで配信開始。
『スター・トレック:ピカード』にはパトリックだけでなく、ウィリアム・T・ライカー役のジョナサン・フレイクスやディアナ・トロイ役のマリナ・サーティス、データ役のブレント・スパイナーらお馴染みのキャストがカムバックしている。
『スター・トレック:ピカード』シーズン2は2021年配信予定。シーズン1は、日本ではAmazon Prime Videoにて配信中。(海外ドラマNAVI)
Photo:Amazon Prime Video『スター・トレック:ピカード』