『ナルコス』『マンダロリアン』『ゲーム・オブ・スローンズ』などへの出演で知られるチリ出身の俳優ペドロ・パスカルが、トランスジェンダーを公表した妹へ応援メッセージを贈った。米Peopleが報じている。
2月9日(火)、スペイン語版雑誌『Ya』の表紙を飾ったペドロの妹ラックス。その誌面で初めて自身がトランスジェンダーであることを公表した。
ペドロはその表紙の写真とともに「Mi hermana, mi corazón, nuestra Lux(私の妹、私の心、私たちのラックス)」とスペイン語での暖かい応援コメントを追加し、自身のInstagramに投稿。ラックスはインタビューの中で、昨年7月からホルモン治療を受け始めたことを明かしている。
現在、ニューヨークの有名な芸術大学ジュリアードで演技の勉強をしているラックスは、「トランスジェンダーへの移行は、家族の誰にとっても自然なことだった。まるでそうなることがわかっているかのようにね」
有名人である兄ペドロについては、"重要な役割を果たしてくれている"そうで、「彼はアーティストでもあり、私を導いてくれた人でもある。兄は私のアイデンティティを形成するツールを与えてくれた最初の人」と兄からのサポートに感謝している。
FaceTimeでトランスジェンダーだとペドロにカミングアウトしたとき、ラックスは「ペドロは私がどう感じているかを尋ねてきた。兄は少し心配そうだったことを覚えているから」と答えている。だが、ラックスが嬉しかったと述べた後、ペドロはすぐに祝福したという。「よかった! 信じられない」とペドロが答えたことを覚えているという。
この記事の中でラックスは以前、家族にノンバイナリーであることをカミングアウトし、ゆっくりとこの旅路を進んできたことで、最終的には自分が女性であることを誇らしげに語るようになったと述べている。「女性として世の中を生きることは、私にとってはるかにシンプルなことだけど、社会の中での居場所を維持するため、ノンバイナリーアイデンティティを提唱していくわ」
ラックスにとってこのようなトランスコミュニティの活動は重要なことであり、ポジティブなイメージをもたらすことを望んでいるという。「トランスフォビア、ホモフォビア、人種差別に反対する強い声を持つ、優秀で、賢く、情報に精通したトランスの活動家が必要」と彼女は話している。(海外ドラマNAVI)
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Photo:
ペドロ・パスカル© NYPW/FAMOUS
ペドロのInstagramアカウント(@pascalispunk)より