デヴィッド・ボレアナズら、パワハラ被害を打ち明けた『バフィー』元共演者をサポート

法医学サスペンスドラマ『BONES-骨は語る-』のシーリー・ブース役や、現在大ヒット中の『SEAL Team/シール・チーム』に主演するデヴィッド・ボレアナズ。1997年から放送された『バフィー〜恋する十字架〜』とそのスピンオフ『エンジェル』でブレイクしたが、その元共演者のある告発についてコメントした。米TV Lineが報じている。

その共演者とは、本家にシーズン1から、スピンオフ『エンジェル』にも登場していたコーデリア・チェイス役のカリスマ・カーペンターだ。

2月10日(水)、彼女は『バフィー』をはじめ、『ドールハウス』、『アベンジャーズ』シリーズ、『エージェント・オブ・シールド』など数々の作品を手掛けるジョス・ウェドンに対し「ロケの最中、何度もハラスメントを受けました。不穏な出来事のせいで慢性的な体調不良となり今でも苦しんでいます。彼は意地悪で、すぐに食ってかかり、公然と人を中傷し、時にはいい人を演じました。ウェドンは、私が妊娠していることを知ったとき、堕胎するか出産するのかと尋ねました。妊娠4カ月で126パウンド(57キロ)あった私に対し"デブだ"と同僚に言いました。妊娠6カ月の時は、嫌がらせのように夜中の1時のロケに来るように言われました。クビにするといつも脅されていましたが、妊娠したことで作品をダメにしていると非難し、出産した翌シーズンに私を解雇しました」とパワハラされていたことを告白。

その勇気ある告発に関しデヴィッドは、「いつでも君の話を聞くし、サポートする。君の強さを誇りに思う」とツイートを投稿。それに対しカリスマは、「わかっているわ、デヴィッド。個人的にサポートしてくれて感謝している。特にこの前の水曜日から。ありがとう」と返信をしている。

その他にも、サラ・ミシェル・ゲラー(バフィ―役)も「バフィー・アン・サマーズの名前を誇りに思うけど、ジョス・ウェドンの名前とは一生関わりたくない。今は家族とともにこのパンデミックを生き抜くことに集中しているので、これ以上の発言はしないけど、私は虐待を受けた人々とともにいるし、彼らの告発を誇りに思う」とカリスマを全面で支援する声明を発表した。

また、ミシェル・トラクテンバーグ(ドーン役)もそれに続き、「サラこんなことを言ってくれてありがとう。私も35歳だし大人の女性として十分勇気を持って言える。私が10代の頃にウェドンがとった行動は、非常に不適切だった。これは皆が知るべき」と述べた。

そして、『エンジェル』でウィニフレッド・バークルを演じたエイミー・アッカーは、「私は『エンジェル』でみんなとした仕事を誇りに思っている。個人的には良い経験だったけど、全員がそうではなかったと聞き、心が痛む。私は誰かを傷つけたり不快にさせたりする行為を容認しないし、真実を語る声をあげる人全てに愛とサポートを送るわ」と綴った。

ウェドンの撮影現場でのパワハラに対する告発は昨年、DC映画『ジャスティス・リーグ』でサイボーグを演じたレイ・フィッシャーがしており、カリスマは彼をサポートする形での告白となった。

今回のカリスマの発言で、レイも「カリスマ・カーペンターは私が知っている中で最も勇敢な人の一人です。彼女の勇気と『ジャスティス・リーグ』の調査に声を貸してくれたことに、私はずっと感謝するでしょう。彼女の語る真実を共有し、全力で彼女を守りましょう。今こそその時です」とTwitterに投稿した。(海外ドラマNAVI)

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Photo:

カリスマ・カーペンター©NYPW/FAMOUS
デヴィッド・ボレアナズ©NYKC/FAMOUS