『ドクター・フー』先代ドクターのあの人、作品にダメ出し!

1960年代から放送しており、長寿TVシリーズとしてギネス記録を持つイギリスBBCの『ドクター・フー』。不動の人気を誇るこのSFシリーズで、以前ドクターを演じていたシルヴェスター・マッコイ(『ホビット』シリーズ)が、あることにダメ出しをした。米Digital Spyが報じている。

1987年から1989年まで務めた7代目ドクターとして知られるシルヴェスターは、パナマ帽をかぶりクエスチョンマークの傘を持って世界を救うドクターで知られている。初の女性ドクターを演じているジョディ・ウィッテカーのファンだともいうシルヴェスターだが、一つだけ不満があるという。

Radio Timesとの独占インタビューに応じ、ドクターたちがソニック・ドライバー(ドクターが持つ多目的道具)を使う頻度が気になることを明かした。

「最近のドクターはソニック・ドライバーを使いすぎていて、頼りすぎている。私は一度も持ったことがない。なぜならドクターをトラブルから救うのに簡単すぎるのは良くないと脚本家が言ったから、プロデューサーが持たせてくれなかったんだ」

さらに、「私は毎週土曜日に世界をちゃんと救っていた。ソニック・ドライバーなしで。だから少し批判的なんだ。常に使うべき物じゃない。私のようになくてもなんとかできるのであれば特にそうだね」とも続けた。

また、ジョディ演じる初のドクターについては、初めて女性をキャスティングするという決定に最初は戸惑っていたものの、冒頭の10分で今までとの違いを乗り越え、ジョディのドクターが好きになったという。

「少し見たよ。最初は女性ドクターに対してちょっとだけ微妙な気持ちがあった。だけど、それは愚かな性差別だと気づいた。本当に10分後にはわかったんだ。彼女はドクターだってね。そんなことに疑問を感じることさえ無意だった。そして私はジョディにメッセージを送ったんだ。"男性にとっては小さな一歩、女性にとっては大きな一歩"ってね」

そんな先代ドクターに認められたジョディだが、シーズン13で降板するという噂も報じられている。(海外ドラマNAVI)

TSUTAYACTA01.png

Photo:『ドクター・フー』シーズン12 (c) BBC Studios