Disney+(ディズニープラス)のマーベルドラマシリーズ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』が『ワンダヴィジョン』に続き、『X-MEN』シリーズとクロスオーバーした。英Digital Spyが報じている。(※本記事は『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』第3話と『ワンダヴィジョン』のネタばれを含むのでご注意ください)
2019年にディズニーが20世紀FOXを買収した際、FOXが製作したマーベル映画『X-MEN』や『デッドプール』などの権利を獲得し、いずれディズニー×マーベルが生み出したMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に、これらの作品のキャラクターが登場するのではないかと期待されている。しかし、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は『X-MEN』とのコラボレーションには慎重になっているようで、『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』の第3話「パワー・ブローカー」では、『X-MEN』のコミックスに言及する形で地味にクロスオーバーしている。
第3話ではファルコンとウィンター・ソルジャーが、スーパーソルジャーで構成された危険なテログループ"フラッグ・スマッシャーズ"の情報を追い、東南アジアにある架空の公国マドリプールへ向かう。まるで、リドリー・スコット監督の『ブレードランナー』を彷彿させるようなマドリプールは、映画シリーズに登場したことはないが、コミックスでは描かれている。
またファルコンとウィンター・ソルジャーは、故買屋のセルビーという女性と接触するのだが、コミックスで同名のミュータントが登場している。もしかしたら、名前だけでなく、他のつながりもあったかもしれないが、ドラマ版のセルビーは射殺されてしまう。
それとなくだが、マドリプールへの訪問はこれから増えていくだろう『X-MEN』シリーズとのクロスオーバーのイースターエッグで、いずれ大々的にミュータントたちがMCUに登場するかもしれない。
なお、『ワンダヴィジョン』には、MCUでピエトロ・マキシモフ/クイックシルバーを演じたアーロン・テイラー=ジョンソンではなく、『X-MEN』シリーズで同役に扮したエヴァン・ピーターズが登場。最終的にピエトロは本物ではなく、ラルフ・ボーナーという男だったことが明かされるがMCUと『X-MEN』のクロスオーバーに多くの反響を呼んだ。
『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』は、Disney+(ディズニープラス)にて毎週金曜に新エピソードが配信中。(海外ドラマNAVI)
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『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』© 2021 Marvel