20世紀初頭の英国を舞台に、貴族クローリー家とその使用人たちの生活を描く大ヒットシリーズの『ダウントン・アビー』。2010年から6シーズンにわたってTVドラマが放送されたのち、2019年秋にはドラマの続編となる映画版が公開。そしてこのほど、映画版第二弾がこの冬、クリスマスシーズンに公開されることが正式に決まった。米TV Lineが報じている。
『ダウントン・アビー』映画版第二弾は、シリーズの生みの親であるジュリアン・フェロウズが脚本と製作を手がける。
主要キャストがカムバックし、さらに新たな4人の登場人物が加わることになった。新メンバーには、ヒュー・ダンシー(『ハンニバル』、ドミニク・ウェスト(『アフェア 情事の行方』)、ローラ・ハドック(『ダ・ヴィンチと禁断の謎』)、そしてフランス出身の女優のナタリー・バイ(『クリミナル:フランス編』)。監督は、『マリリン 7日間の恋』のサイモン・カーティスが務める。
フォーカス・フィーチャーズ社のピーター・クジャウスキー会長は、「ホリデーシーズンには家族との時間が一番です! クリエイターのジュリアン、(プロデューサーの)ギャレス・ニーム、そして本作のファミリーともいうべきキャスト全員が再集結してクローリー家をファンの皆様にお届けできるとは、これ以上素晴らしいクリスマス・プレゼントはないでしょう」と述べた。
2019年9月に本国で公開され、全世界で約2億ドルの興行収入を記録した映画版第一弾の『ダウントン・アビー』。本作の成功により、続編製作は当然のように思われ早々に続編の話が持ち上がっていた。
一作目では、クローリー家と使用人たちがイギリス国王夫妻の訪問のための準備がメインとなり、王族を称えるエレガントな舞踏会も描かれた。オリジナルキャストのほとんどが戻ってきたにも関わらず、リリー・ジェームズ演じるローズ・マクレアは、ドラマの中でニューヨークに引っ越したという設定だったため、登場することはなかった。
当時、アレン・リーチ(トム・ブランソン役)は、「リリーが映画にカメオ出演したがっているが、(フェロウズは)"彼女の出番を作るスペースがない"と言っていた。ローズが急に登場して、"皆さん、国王夫妻が来られたそうですね!"みたいな感じだったら、確かにちょっと変だからね」と話していた。アレンは、「もし、第二作目あれば、ローズの登場するシーンもあるもね。ニューヨークの彼女に会いに行けるかもしれない」と付け加えていたので、第二弾に登場するかどうか気になるところだ。
『ダウントン・アビー』映画第二弾は本国にて今年の冬に公開予定。(海外ドラマNAVI)
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Downton Abbey(@downtonabbey_official)