あらすじ

ニューヨーク出身で新米医師のゾーイ・ハートは医学部を首席で卒業したあと、父の後を継ぎ、心胸郭外科医になる予定だった。しかしその夢は破れ、見知らぬハーレー・ウィルクス医師なる者と一緒に、アラバマ州ブルーベルにある小さな診療所を開業する羽目に。だが、実はハーレーは亡くなっており、遺言で診療所の半分が彼女のものになっていることを知る。アラバマの人はニューヨーカーのゾーイに冷たく、ついに荷物を纏めて出ていこうとするが、母親が訪ねてきたことでブルーベルに暫く留まることを決意する。都会出身のゾーイが、小さな田舎町の生活や人々との交流の中で、自分自身を発見していく姿を描いたドラメディ。

見どころ

『ゴシップガール』の脚本家として知られるレイラ・ガースティーンがクリエイターを務める同作では、レイチェル・ビルソン演じるゾーイの魅力が満載。『The O.C.』のサマー役が有名なレイチェルだが、早口で頭も良い都会的な優等生が、田舎にいるというシチュエーションをうまく演じている。アメリカの都会と田舎の事情も、日本とさほぼ変わりはないのかもと思える親近感も湧く設定も面白い。前向きな気持ちになれるハートフルな作品。