尾崎英二郎

朝の連続テレビ小説『あぐり』でTVドラマデビュー。日本での活動時代を経て、2007年に米国の映画界に拠点を移す。主な出演作品は 『高い城の男』 『レジェンド・オブ・トゥモロー』『オルタード・カーボン』『エージェント・オブ・シールド』 『エクスタント』『TOUCH/タッチ』『リトル・ボーイ 小さなボクと戦争』 『HEROES/ヒーローズ』『硫黄島からの手紙』 『ラストサムライ』ほか。ハリウッドに参入した戦略と思考をまとめた書籍『思いを現実にする力』の著者。出演作品リストメールマガジン『夢をつかむプロセス』著書『思いを現実にする力』トークショーDVD『ACT!ON 行動する勇気』

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惹きつける映像を生み出す、監督の"右腕"とは?

今回は、日本ではあまり話題としては触れられない、しかし映画やTV制作では最重要とも言える職人の仕事について語ろう。 "Director of photography"(会話ではよく"DP"と呼ばれる)=撮影監督という仕事がある。"Cinematographer" とも称されるこのポジションは、アメリカ映画では必ずオープ…

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アワード・シーズン! 視聴率の罠と、賞の重み

作品賞が『スラムドッグ$ミリオネア』に決まり、きらびやかなアカデミー賞が幕を閉じた。アメリカでは、12月上旬から次々とメジャーな賞の発表がスタートし、ゴールデン・グローブ賞を経て、2月のアカデミー賞授賞式までの約2カ月間に亘る戦線を "アワード・シーズン" と呼ぶ。 「最近、何観た?『ベンジャミン・バトン』観た?」「主…

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"本物"も"模倣"も演じきろ! 日本人がハリウッドで問われる2つの資質。

アメリカ業界で、個性と魅力を競い闘うのがオーディションという場だ。これを避けてゲストスターや主演の座にのし上がることはできない。しかし日本人俳優たちがこの国の業界で評価され、活躍し、生き抜いていくには、魅力とはまた別の才能が問われてくる。視聴者の方々の目には見えない、フル回転の頭脳と心の闘いがそこにあるのだ。今回も引き…

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日本人俳優は、ハリウッドの壁を打ち破れるか!

今回は、日本人俳優たちのアメリカ業界における可能性について。 ちょっと時間を遡り、思いを巡らせてみて欲しい。近年のハリウッドでのアジア系俳優の台頭は顕著だ。もちろん、まだまだ人数は少ないが、長きハリウッドの歴史の中で眺めれば目覚ましいものがある。 90年代、圧倒的に存在感を示したのは中国系の俳優たちだった。ジャッキー・…

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人気ドラマは練り上げられた脚本から生まれる!

「まず秀逸な脚本があって、次に絶妙な配役。それで作品の成否は決する!」これは、アメリカ業界の誰もが認識している"必須条件"だといって間違いない。 日本では、映画/TV/舞台用の完成台本が表紙付きで閉じられた状態で俳優やスタッフに手渡される。それに対し、アメリカの台本がセリフを印刷した用紙を重ねて端をピンで留めているだけ…

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TVドラマの成功を左右するキャスティングの妙!

なぜ、この国の映像産業は次々と魅力的な作品を生み出せるのか? アメリカの地で俳優として活動する視点から、ハリウッドを支える"底力"を様々な角度から浮き彫りにしていきたい。映画やTVシリーズ作品の成否は、"脚本と配役で決まる!"とアメリカの業界では誰もが認識している。深く、鋭く練りに練られたプロット(構想)がまずあって、…