クロエ・ベネットら主演『パワーパフ ガールズ』パイロット版製作し直し!原因は過激すぎるから?

クレイグ・マクラッケン原作の漫画をテレビアニメ化した人気ヒーローシリーズ『パワーパフ ガールズ』。米CWで実写版の製作がスタートした本作だったが、そのパイロット版がある事情で仕切り直しとなったことがわかった。米Hollywood Reporterが報じている。

本作は、天才科学者ユートニウム博士が生み出した、強くて可愛いブロッサム、バブルス、バターカップの3人娘が、タウンズヴィルの街にはびこる悪と戦い平和を守るというアニメシリーズ。

5月25日(火)に行われたプレスコールで、CWの会長兼CEOのマーク・ペドウィッツは、今回の決定について意見を述べた。「パイロット版を製作する理由というのは、時には失敗することもあるからです。我々は、キャスト、脚本家のディアブロ・コディ(『JUNO/ジュノ』)とヘザー・V・レニエ(『スリーピー・ホロウ』)、製作総指揮のグレッグ・バーランティ(『THE FLASH/フラッシュ』)、そして製作スタジオのワーナー・ブラザースを信じています。今回は失敗だったのです。しかし、成功に向けての十分な要素があるので、もう一度チャレンジしてみたいと思いました。少しいかにもすぎて、現実に根付いていないと感じたかもしれません。試してみて分かることがあります。"一歩下がって、初心に戻ってみよう"と思いました。この作品は強力な財産であり、多くの人々の関心を集めているので、正しい方向に持っていきたいのです」

実は、この会見の前日24日(月)に、パイロット版の台本がネット上に流出したとされ、その中にはかなりアダルトな内容の台詞が含まれていたと報じられていた。あるシーンでは、主要キャラクターの一人であるブロッサムがもう一人の仲間、バターカップのヌード写真をリークすると脅し、姉のマラソン・セックス・セッションを妨害するというもので "Life, is one big hate boner."(人生は一つの長い大嫌いな馬鹿げたものだ)と言うセリフもあったが、bonerはスラングで男性器の状態を表す言葉でもある。流出した脚本が本物かどうかを聞かれたペドウィッツは、そのニュースは見ていないとだけ答え、否定はしなかった。

アトランタで撮影されたパイロット版では、ブロッサム役に『エージェント・オブ・シールド』のデイジー・"スカイ"・ジョンソンことクェイク役で知られるクロエ・ベネット、バブルス役には『ディセンダント』のマル役のダヴ・キャメロン、そしてバターカップ役としてブロードウェイ女優のヤナ・ペローがキャスティングされている。

再び製作される予定のパイロット版の撮影は今年の後半を予定している。(海外ドラマNAVI)

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