『フライト・アテンダント』ケイリー・クオコ、ペニーからの卒業を振り返る

U-NEXTで独占配信中のHBO Maxオリジナルドラマ『フライト・アテンダント』。クリス・ボジャリアンの同名ベストセラー小説を原作とした本作で主演と製作を務めるケイリー・クオコが、長年携わり、人々に定着した『ビッグバン★セオリー ~ギークなボクらの恋愛法則』のペニー役からのイメージをどう脱却したのか、エリザベス・オルセン(『ワンダヴィジョン』)との対談で明かした。

米Varietyの「Variety"s Actors on Actors」という企画で、オンライン対談したケイリーとエリザベス。ケイリーといえば世界的大ヒットシットコム『ビッグバン★セオリー ~ギークなボクらの恋愛法則』で12シーズンに渡ってペニー役を務め、作品を支えてきた。一方、エリザベスはマーベルドラマ『ワンダヴィジョン』でシットコムに挑戦。マルチカメラを用いた撮影がとても大変だったというエリザベスに対し、ケイリーは「『ビッグバン★セオリー』ではすごいゲストがたくさん来てくれたけど、迷子みたいになっている人を何度も見た。私は長いことマルチカメラで仕事をしてきたし、当たり前だったけど、もし経験がなかったら違うわよね」と、シットコムならではの撮影の難しさに共感した。

ケイリーの女優人生を語る上で欠かすことのできない『ビッグバン★セオリー』の12年間。同作が幕を降ろす2年前の2017年に『フライト・アテンダント』原作の映像化権利を獲得。はじめは映画として製作に取り掛かりはじめたそうだったが、進めるうちに「これは、TVシリーズだ」と確信したと明かしている。

自身のプロダクション会社Yes, Norman Productionsとワーナー・ブラザース、(『ARROW/アロー』『SUPERGIRL/スーパーガール』『リバーデイル』などを手掛ける)グレッグ・バーランティ率いるBerlanti Productionと新たな代表作を作り上げたケイリーだが、これは『ビッグバン★セオリー』からの、そしてペニーからの卒業であるべきだったという。

「言うまでもなく、一番の心配事は"一生ペニーとして知られることになる"ってことだった。でも仕事に終わりはない。俳優として新たな作品に参加して、仕事をする。それは素晴らしいことよ。そしてまた次の仕事に移っていくの。このプロセスや、『フライト・アテンダント』の製作サイドになることから学んだことは、いかに次に移った瞬間からたくさんの仕事が始まるかってこと」

その努力の結果、本作では自身初となるゴールデン・グローブ賞(作品賞と女優賞)にノミネートをされ、話題となっていた。HBO Maxオリジナル『フライト・アテンダント』はU-NEXTで独占配信中

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