エミー賞にも輝いたアンソロジーシリーズ『ジーニアス』の第三弾となる、ソウルの女王アレサ・フランクリンの栄光と苦難の道を描いた『ジーニアス:アレサ』が日本初放送となる。
人類の歴史に偉大な足跡を残す「天才」たちの波乱に満ちた人生をドラマ化し、エミー賞2部門受賞、16部門ノミネートを果たしたアンソロジーシリーズ『ジーニアス』。シーズン1はオスカー俳優ジェフリー・ラッシュを主演に迎えた『ジーニアス:アインシュタイン』、シーズン2はアントニオ・バンデラス主演の『ジーニアス:ピカソ』が製作された。
今回放送されるシーズン3となる『ジーニアス:アレサ』は、"ソウルの女王"の異名をとり、2018年に惜しまれつつこの世を去った20世紀を代表する女性シンガー、アレサ・フランクリンの栄光と苦難の道を辿っていく。
50年以上にも及ぶキャリアで7500万枚以上ものレコードを売り上げ、グラミー賞やアメリカン・ミュージック・アワードなど数々の音楽賞を受賞したアレサ。魂の込められたパワフルでエネルギッシュな歌声は、国境も世代も肌の色の違いも越えて世界中の人々に多大な影響を与え、ソウル・ミュージックをメジャーなジャンルへと押し上げる立役者ともなった。そればかりか、人権活動家として公民権運動やウーマンリブ運動にも深く関わり、平等で公平な社会の実現を望む全ての人々の精神的な支えとなった。音楽を愛するシャイで物静かな少女アレサが、いかにして偉大な"ソウルの女王"へと成長したのか―。
主人公アレサ・フランクリンを演じるのは、映画『ハリエット』ではアカデミー賞とゴールデン・グローブ賞の主演女優賞にノミネートされたシンシア・エリヴォ。『LAW & ORDER:犯罪心理捜査班』のコートニー・B・ヴァンスがアレサの父親C・L・フランクリンに扮する。
また、日本語吹替えを担当する坂本真綾&山路和弘からコメントが到着!
■アレサ・フランクリン役 坂本真綾(『スター・ウォーズ』シリーズのパドメ・アミダラや『Glee/グリー』レイチェル)
神から与えられた音楽という翼で、アレサ・フランクリンは惜しみなく私たちに愛をわけてくれた。そのことが伝わってくるドラマです。アレサ役のシンシア・エリヴォさんの表情や、セリフではない沈黙の部分で語る演技が素晴らしく、その存在感に引っ張られて私も新しい扉を開くことができました。多くの方にご覧いただき、アレサの魂に触れてほしいと思います。
■C・L・フランクリン役 山路和弘(『HAWAII FIVE-0』ダノ)
若い頃、ほんとに若い頃。BLACKな声に強く惹かれてた。ゴスペル、黒人霊歌、福音歌、詳しい成立ちは知らぬが耳にする度、鳥肌。真似て無理して嗄れ声を出し...。今思えば我が悪声の原因。アレサ・フランクリンの歌はどうしようも無く涙が溢れてくる。この作品に関われただけで光栄です。父親C・L・フランクリン、か。「私がお前を守ってやる」うん。いい父だ...ん?あれ?なに?!...お楽しみに。
『ジーニアス:アレサ』(全8話)は、6月29日(火)22:00よりナショナル ジオグラフィックにて日本初放送。(海外ドラマNAVI)
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『ジーニアス:アレサ』©National Geographic