『プリズン・ブレイク』ウェントワース・ミラー、自閉症と診断されていたことを明かす

大ヒットドラマ『プリズン・ブレイク』のウェントワース・ミラーが自閉症と診断されていたことを明かしたと米Hollywood Reporterが伝えている。

ウェントワースが自閉症と診断されたのは昨年のこと。自身のInstagramを真っ白な画像と共に更新しファンに伝えた。診断には衝撃を受けたが驚きはしなかったという。「これは僕が変えたいと思うことではない。自閉症であることは僕の一部だし、これまで成し遂げ続けてきたことの一部」

「意識的にでも無意識的にでも、数年に渡って優しさとゆとりをくれた多くの人にありがとうと言いたい。僕が自分にとって納得のいく方法で、生きていくことを許してくれた。彼らにとって筋が通っているかどうかは関係なくね」

自閉症は対人関係が苦手であったり、言葉や行動を繰り返したり、言葉を使わずにコミュニケーションを取ろうとしたりする特徴が見られる。こども時代に診断されることが多く、近年では、早ければ1歳半で自閉症の可能性を指摘されることもあるという。来年50歳になるウェントワースは、大人の自閉症の診断プロセスについて「診断プロセスには不備があり、アップデートが必要」と意見を示した。

自閉症であることを明かしたウェントワースだが、自閉症の専門家や代表者のようにふるまうつもりはないという。「今の時代よく聞く話がある。影響力のある人がAとBとCの話をして、他のプラットフォームでEとFとGの話をする。「それはここでは必要ない。自閉症についてまだ十分な知識はないし(知るべきことは山ほどある)、いま僕がすべき仕事は自分の理解を高めることのように思える。新しいレンズを通して、50年間の人生を見直すんだ。その間、いきなり勉強不足なのに声を大にするなんていうリスクを冒したくない」

2017年に『プリズン・ブレイク』が幕を下ろした後、『THE FLASH/フラッシュ』『レジェンド・オブ・トゥモロー』にキャプテン・コールド役で出演し、ドミニク・パーセルと再共演。その他にも『マダム・セクレタリー』『BATWOMAN/バットウーマン』『LAW & ORDER: 性犯罪特捜班』などに出演している。(海外ドラマNAVI)

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Photo:ウェントワース・ミラー©FAM008/FAMOUS