エレン・ポンピオ「『グレイズ・アナトミー 』終了後は女優を引退したい」

『グレイズ・アナトミー』のメレディス役で知られるエレン・ポンピオが、同作終了後に女優業を続ける意欲はないことを明かした。米Peopleが伝えている。

メレディス・グレイがエレンの演じる最後のキャラクターになるかもしれない。エレンは「もう絶対に俳優活動をしないと言っているわけじゃない。ただその可能性が大いにある。俳優業を続けることにそこまで惹かれないの。」と、ポッドキャスト番組「Ladies First with Laura Brown(原題)」で話した。

何百万もの役柄も演じたわけじゃないけど、もうやりきったって感じるの。トレーラーに乗って、色々なところを旅して、これはアトランタで撮影、あれはバンクーバーで撮影って。夜中の11時にトレーラーで撮影シーンを待って、ADがドアをノックして、いつランチを取れるか言う。そんなことを続けたいともう思わない。わかるでしょ、それは若い子がすることよ」

2005年の放送開始から、今年9月より放送開始予定の シーズン18までずっとメインキャラクターのメレディス役を演じ、作品をリードしてきたエレン。しかしここ数年は、いつ卒業してもおかしくない雰囲気があった。すでにシーズン17放送前の昨年10月に"これがラストになる可能性がある"と話していたほか"(キャリアにおいて)変化を求めている"とも話していた。また「まだ今は『グレイズ・アナトミー』で私がこの先どうなるか、ちゃんとした発表をする準備なんて全くできていないけど、伝えられる物語の大体はもう描いたと強く感じてる」と、気持ちを吐露。

2018年には交渉を行い2000万ドル(約21億円)の出演料に。これは当時のテレビ業界における女性の出演料として最も高い額だった。別のチャンスに挑戦する代わりに、作品に残ることの対価だったという。「私個人にとっては、健康的な家庭生活の方がキャリアよりも大切だった」と語り、生活に十分なお金を稼ぐための決断であったことも明かした。

「とりわけ幸せな家庭で育ったというわけじゃなかった。だから素敵な夫と3人の美しい子どもたちと幸せな家庭生活を送ることは、なんとしても成し遂げたいことなの。私の心にあいた穴を埋めるためにね」と話すエレン。3歳年上の夫である音楽プロデューサーのクリス・アイヴェリーとの間には、3人の子ども(11歳のステラ・ルナちゃん、6歳のシエナ・メイちゃん、4歳のイーライ・クリストファー君)がいる。

『グレアナ』がいつ終了するのか、本当に女優業を引退するのかは定かではないが、新しいことにチャレンジしたいという思いを叶えるため、今後は自身が司会を務めるポッドキャスト番組「Tell Me(原題)」もスタートするそうだ。

ファンとしてはまだまだエレンの活躍を見たい気持ちもあるが、エレン自身の幸せも叶えてほしい。(海外ドラマNAVI)

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Photo:『グレイズ・アナトミー』シーズン17(C) ABC Studios