『TABOO』保留中のシーズン2についてトム・ハーディがコメント「本当に本当に大切で、たくさん考えているよ」

2017年に放送されたトム・ハーディ主演のスリラードラマ『TABOO』。トムが企画、製作総指揮も務めた初めてのTVシリーズとして話題を呼んだ本作のシーズン2は保留になっているが、必ずしも落胆する必要はなさそうだ。今後の計画についてトムが英Esquireに話した。

Esquire のインタビューで最近の活躍ぶりについて話したトム。映画『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』の公開が控え多忙を極める彼は、現時点では英BBC製作の『TABOO』に割く時間がないようだ。しかし、シーズン2を製作することはトムにとって重要なのだという。「『TABOO』のシーズン2は僕にとって本当に本当に大切で、たくさん考えているよ。なぜならシーズン1が本当に楽しかったし、シーズン2でも同じように充足感を満たしたいんだ」

トムが演じるのは、12年間のアフリカで暮らしからロンドンに戻ってきた男ジェームズ・ディレイニー。死亡説も出ていた彼を待ち受けていたのは、海運会社の創業者であった父ホーレスの謎の死。その遺産をめぐってジェームズは各方面と対立することに...。

「まだアイデアを練っているよ。直線的に物語を繋げるかどうか、時間を続けるのかロンドンの前にするのか、時間を行き来することもできるかも! オーソドックスに進めるべきかどうかわからない。すでに書かれたシリーズがあるけど、それが正しい方向かもわからない」

いかに歴史と腐敗が繰り返すかを語るために、アメリカやカナダ、ベトナム戦争があった1968年や、ナポレオン戦争があった1800年代など、舞台や時代設定について頭の中はアイデアで溢れているそう。「まだ"これだ!"っていうのがないんだ。だから決断していないよ」

間違いなく、今最も引っ張りだこの俳優の一人であるトム。『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』のほかにも、2022年公開予定のNetflix映画『Havoc(原題)』を撮影中であったり、ネイビー・シールズを主人公にした『War Party(原題)』の参加が発表されている。忙しい合間を縫って考え抜いた"クリエイター・トム"が描く『TABOO』のシーズン2を楽しみに待ちたい。

(海外ドラマNAVI)

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『TABOO』© Taboo Productions Limited 2017