リッキー・ジャーヴェイスが主演したBBCの同名番組のアメリカ版リメイク『ジ・オフィス』。米NBCにて2005年から9シーズンにわたって放送された本作のリブート版については以前より話題となっていたが、米NBCユニバーサル・テレビのコンテンツ・チーフであるスーザン・ロブナーが、その可能性について述べた。米Popcultureが報じている。
ロブナーは、先日開催されたエジンバラ国際テレビ祭に出席した際、当初は「ノーコメント」と答えていたが、米Deadlineの取材に応じた際には、アメリカ版に脚色したグレッグ・ダニエルズ（『スペース・フォース』『アップロード ～デジタルなあの世へようこそ～』）の判断に委ねられていると回答。「グレッグ・ダニエルズがリブートをやりたいと言ったら、私たちはいつでも製作する準備ができています」
また今年1月にダニエルズは米Colliderに、「現時点での計画はないが、不可能ではない。私も関わりたいが、今は他の2つの番組に取り組んでいるからね」と答えていた。
主演を務めたスティーヴ・カレルは、2018年にColliderから質問された際、再結成やリブートに参加することは考えていないと答えていた。「よく聞かれるんだけど、この話題を出すと壊れたレコードのような気がする。『ジ・オフィス』はリアルタイムで放送されていたときよりも今の方がずっと人気があるんだ。多くの人はリブートも同じようにしたいと思っているけど、そうはならないだろう。最終的には、このまま放っておいて、オリジナル版をそのままキープしておくのが一番いいのかもしれない。文字通り、俳優からスタッフまで同じ人を揃えなければいけないけど、それがかなったとしても、同じものにはならないよね」
だがキャストの中にはリブートに興味を示している者もいる。ドワイト役だったレインは2020年にColliderに「ぜひやりたい」と明かし、「多分いつか何かやると思うよ。面白いことに、"この番組を完璧に終わらせたから何もできないし、他のことはやりたくない"ということを聞くんだ。でも、誰かがとんでもないアイデアを送ってきたりして、どう考えたらいいのかわからなくなるんだ。願わくば、いつかそうなるといいけど。ファンは本当に喜んでくれるだろうね。それが一番大事なことなんだ。あのキャラクターたちにもう一度会って一緒の時を経験したいと思っているんだよ」
クリエイターのスケジュールやタイミングが合えば、放送局側はゴーサインを出すようだ。今後の動向を見守りたい。（海外ドラマNAVI）
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Photo:
スティーヴ・カレル©Hubert Boesl/FAMOUS
