シーズン3で打ち切られた米NBCのSFミステリー&ヒューマンドラマ『MANIFEST/マニフェスト』。Netflixによって救済され、ファイナルシーズンとなるシーズン4の製作が決定したことをVarietyが報じている。
『フォレスト・ガンプ/一期一会』でアカデミー賞監督賞を受賞し、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズなどで知られるロバート・ゼメキスが製作総指揮を務め、1機の失踪した飛行機が5年後に帰還する謎の事件を描くSFミステリー&ヒューマンドラマ『MANIFEST/マニフェスト』。
元々、6シーズン構成の計画だったが、今年6月はじめ、シーズン3最終話放送の4日後に打ち切りが発表。結末がクリフハンガーだったこともあり、腑に落ちない終わり方に納得のいかないファンは多く、せめて用意された結末を見たいと望む声は多かった。そうした声を受け止めてファイナルシーズンの製作を発表したのが、Netflixだ。
放送終了後、米Netflixは『MANIFEST/マニフェスト』の配信を開始(日本では『マニフェスト 828便の謎』としてU-NEXTにて独占配信中)。初週の視聴率ランキングで3位に入ると、その後すぐに1位にランクインした。この時点でNetflixによる救済の可能性が浮上したが、交渉が成立しなかったと報じられていた。しかし、最終的に製作陣やファンの熱い思いが実を結んだようだ。
『LUCIFER/ルシファー』はじめ、打ち切られた不遇の人気ドラマの救世主といえるNetflix。ファイナルシーズンは、20話構成になるという。シーズン1は16話、シーズン2とシーズン3は13話だったため、シリーズ史上最も多いエピソード数になる。20話一挙配信なのか、隔週配信なのか、どのように配信されるかはまだ発表されていない。
NetflixグローバルTV部門責任者のベラ・バジャリアは「6月にNetflixで配信して以来、『MANIFEST/マニフェスト』は会員の皆様にとても人気であると証明されました。企画・製作総指揮のジェフ・レーク率いるチームは、観る者を引きつけて止まないミステリーを生み出し、前のめりで楽しむほど夢中なファンを得ました。そして彼らはセカンドチャンスを信じています。私たちは、20話という大規模なファイナルシーズンで製作陣が用意した結末をファンの皆様にお届けできることをとても楽しみにしています。」とコメントした。
ストーン家を演じるメリッサ・ロクスバーグ(ミカエラ役)やジョシュ・ダラス(ベン役)をはじめ、主要キャストが続投するかどうかはまだ明らかになっていない。どうか全員揃って戻ってきてほしい。(海外ドラマNAVI)
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『MANIFEST/マニフェスト』© Warner Bros. Entertainment Inc. & NBC Studios, Inc.