サンドラ・オー『グレアナ』で有名になりすぎてセラピーを受けていた

大ヒット医療ドラマ『グレイズ・アナトミー』(以下『グレアナ』)やサスペンスコメディ『キリング・イヴ/Killing Eve』などで知られるサンドラ・オーが、『グレアナ』の成功で、セラピーをうけることになっていた過去を告白した。米Peopleが報じている。

トーク番組の『Sunday Today with Willie Geist(原題)』に出演したサンドラは『グレアナ』での成功後に有名になったことで起きた"トラウマ的"な経験を明かした。

2013年に降板するまで、10シーズンに渡りクリスティーナ・ヤン医師を演じたサンドラ。本シリーズでの演技は評価され、初のゴールデングローブ賞を受賞したほか、エミー賞にも5回ノミネート。この成功により、俳優として高い評価を受けることになったが、突然の名声で精神的なバランスをキープすることが大事だったと語っている。

「正直に言うと、トラウマになったの。なぜそんなことを言うかというと、仕事上必要な環境は、プライバシーが守られているから。だけど、そのプライバシーを失った時には、現実的であろうとするためのスキルを身につけなければならない。私は、外に出られなくなったり、レストランに隠れるようにして身をひそめたりする段階から、自身の感覚を無くさないようにしつつも、周りからの注目や期待値を自分で管理できるようになったの」

そしてサンドラは、この新しいライフスタイルに対処できたのは、良いセラピストがいたからだと告白。自分のメンタルヘルスの対処について、「冗談なんか言ってない。本当に本当に大切なこと。地に足の着いた生活をするための方法を見つけなければならない。そして、大半の場合それは"ノー"と言うことで可能になるの」

『グレアナ』を去った後、サンドラは最終シーズンを控えている『キリング・イヴ/Killing Eve』や、Netflixコメディドラマ『ザ・チェア ~私は学部長~』など、ヒット作に参加。アジア系アメリカ人コミュニティにおける表現を増やすことを提唱しており、ファンにフォローを呼びかけている。ポッドキャスト「Asian Enough」では、「『キリング・イヴ』にも、『ザ・チェア』にも、他のプロジェクトにも、私と一緒に来てみて。私が演じているキャラクターが、アジア系アメリカ人の経験に更に深く溶け込んでいるのをぜひ見に来て」と語っている。

最新主演作のNetflixオリジナルズシリーズ『ザ・チェア ~私は学部長~』は独占配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:

サンドラ・オー©NYKC