『THE WIRE』『ラヴクラフトカントリー』マイケル・ケネス・ウィリアムズ、54歳で逝去

『ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路』や『THE WIRE/ザ・ワイヤー』、『ボード・ウォーク・エンアピア 欲望の町』などでもお馴染みのマイケル・ケネス・ウィリアムズが亡くなったことが明らかになった。享年54。米E!Onlineら複数メディアが報じている。

現地時間の9月6日(月)、マイケルの逝去を家族が深い悲しみをもって発表した。ニューヨーク市警のスポークスマンは、米E!Newsに対し、午後2時頃、自宅内で死亡しているのが発見されたことを確認した。

9月19日に開催される第73回エミー賞授賞式。『ラヴクラフトカントリー』のモントローズ・フリーマン役で助演男優賞にノミネートされており、出席を予定していたところの悲劇となった。

彼の突然の死はエンターテインメント業界に衝撃を与え、多くの著名人が彼の貢献を偲んでいる。その一部をご紹介しよう。

・ポーリー・ペレット(『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』)
「出会った頃の私たちは、まるで子どものようでした。20代で、ニューヨークで踊っていました。そして、大人としての話しもしました。いつまでも、いつまでも私の心の中にある。あなたを愛しています」

・イザイア・ウィットロック・Jr(『Your Honor/追い詰められた判事』)
「マイケル・ケネス・ウィリアムズの死にショックを受け、悲しんでいます。地球上で最も素敵な兄弟の一人で、大きな心を持っている人でした。素晴らしい俳優であり、魂の持ち主でした。どうか安らかに。神のご加護を」

・アイシャ・タイラー(『クリミナル・マインド FBI行動分析課』)
「マイケルは美しく、情熱的で、広い心を持った人でした。彼に出会うことができて本当に幸運でしたし、私たちは彼の素晴らしい才能を享受できて本当に幸せでした。彼はとても輝いていました。安らかに、マイケル。 あなたは永遠に"The King"です」

・ウェンデル・ピアース(『THE WIRE/ザ・ワイヤー』)
「深く愛していたので、彼を失ったことでの痛みも同じように底知れぬものです。とても才能のある人で人間に声を与える力を持っていました」

バックアップダンサーとしても活躍した数十年のキャリアの中で、マイケルは『Bessie/ブルースの女王』、『ナイト・オブ・キリング 失われた記憶』『ボクらを見る目』でエミー賞に5度ノミネート。映画では『それでも夜は明ける』『インヒアレント・ヴァイス』『ゴーストバスターズ』などの作品に出演。

亡くなる直前には、近日公開予定の伝記映画で、ボクシング界の伝説的人物であるジョージ・フォアマンのトレーナー、ドク・ブローダスを演じることになったと報じられていた。

マイケルのご冥福を心より祈りたい。(海外ドラマNAVI)

Photo:

マイケル・ケネス・ウィリアムズ©FAM008/FAMOUS