【ランキング】イギリス人が選んだ好きな英ドラマのテーマ曲TOP20

作品の個性を反映した特徴的なテーマ曲は欠かせないもの。時に、テーマ曲の方が作品よりも強い印象を残し、長く親しまれることもある。この度、イギリスのラジオネットワーク「Classic FM」が行った投票によって、国民が愛するテレビドラマのテーマ曲が明らかに。リスナーをはじめ数万人が参加した投票の結果をRadio Timesが伝えている。

1位に選ばれたのはオーストラリア出身バーリントン・フェロングが手掛けた『主任警部モース』のテーマ曲。放送開始から34年の時を経て、1位を獲得した。ジョン・ソウ演じるクラシック音楽が好きな独身貴族の警部モースと、ケヴィン・ウェイトリー演じる部下のルイス巡査部長を描いた刑事ドラマが放送されたのは、1987年から2000年にかけてのこと。その後製作されたスピンオフ『オックスフォードミステリー ルイス警部』でもフェロングがテーマ曲を手掛け、こちらも20位に選ばれた。

2019年にこの世を去ったフェロングに代わって、妻のヘザーがコメントを発表。「『主任警部モース』と『オックスフォードミステリー ルイス警部』に投票してくださったみなさん、ありがとうございます。イギリスで一番有名なテーマ曲に選んでいただいたと聞いてバーリントンは大喜びして、光栄に思っているに違いありません。素晴らしいニュースです。イギリスのテレビのために書かれた数多くの素晴らしい象徴的なテーマ曲の中から選ばれて恐縮しているでしょう」

「バリーにとって曲を書くことは愛と喜びを表現することでした。彼の音楽は心からくるもの。同僚や友人と共に作曲をすることは彼の情熱でした。『主任警部モース』の成功のおかげで、バリーは人生で愛することを仕事にできて、いつも感謝していました。バリーもClassic FMのリスナーだったので、今回同じリスナーのみなさんに選んでいただいたことは特別な意味をもちます。愛らしい笑顔を浮かべているバリーが浮かぶようです。家族一同、嬉しく思っています」

結果は以下の通り。
1位 『主任警部モース』
2位 『The Onedin Line(原題)』
3位 『ダウントン・アビー』
4位 『 ゲーム・オブ・スローンズ』
5位 『ウルフ・ホール』
6位 『バンド・オブ・ブラザース』
7位 『警視ファン・デル・ファルク アムステルダムの事件簿』
8位 『華麗なる貴族』
9位 『高慢と偏見』
10位 『風の勇士 ポルダーク』
11位 『ブルー・プラネットII』
12位 『ハリーズゲーム/IRA潜入指令』
13位 『ドクター・フー』
14位 『ローン・レンジャー』
15位 『名探偵ポワロ』
16位 『ピーキー・ブラインダーズ』
17位 『The Vicar of Dibley(原題)
18位 『ミス・マープル』
19位 『サンダーバード』
20位 『オックスフォードミステリー ルイス警部』

(海外ドラマNAVI)

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『ダウントン・アビー』(C) 2011 Carnival Film and Television Ltd.All Rights Reserved
『ゲーム・オブ・スローンズ』©2019 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO
『主任警部モース』(C) ITC PLC
『名探偵ポワロ』(c)ITV PLC