『ウォーキング・デッド』新作スピンオフ、シリーズ化が決定

ファイナル・シーズンの日本での配信開始を目前に控える大ヒットサバイバル・ヒューマンドラマ『ウォーキング・デッド』。その新作スピンオフ『Tales Of The Walking Dead(原題)』のシリーズ化が決定した。米Deadlineが伝えている。

以前より『Tales Of The Walking Dead』のパイロット版としての製作は報じられていたが、この度正式なシリーズ化が発表された。アンソロジーシリーズになる本作は、『ウォーキング・デッド』の世界を舞台に、おなじみのキャラクターや、他のスピンオフに登場する新たなキャラクターをピックアップしてフォーカスし、1話およそ1時間で、そのキャラクターの物語を描いていくという。

『ウォーキング・デッド』とスピンオフ第1弾の『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』でプロデューサーと脚本を務めたチャニング・パウエルが『Tales Of The Walking Dead』でもショーランナーを務め、同じくウォーキング・デッドユニバースに欠かせないスコット・M・ギンプルも携わる。

来年夏にAMC+での配信、AMCでの放送開始を目途に、来年初めから制作に着手する予定とのこと。シーズン1は全6話構成になりそうだ。

「『ウォーキング・デッド』はテレビ界に歴史を打ち立て、情熱的なファンを魅了しました。」と話すのはAMCスタジオのオリジナル・プログラミング部門で社長を務めるダン・マクダーモット。さらに「アンソロジー形式の『Tales Of The Walking Dead』は、既存のファンを楽しませる柔軟性をもたらすのはもちろん、特に配信においては、新たな視聴者にも入りやすいきっかけを作ることでしょう。『トワイライト・ゾーン』『ブラック・ミラー』など、アンソロジーの魅力は目にしてきましたし、新たな方法でファンと共に、この世界観を楽しめることに興奮しています」と語った。

ギンプルは「『Tales Of The Walking Dead』は新たな声、視点、アイデアを取り入れ、いまだかつてない方法で物語に息を吹き込みます。チャニングの相談役になれて、とても興奮しているし、最高のファンの皆様のために、ヴィジョンを現実化するためにできる限りのことをします」とコメント。対しパウエルは「はじめはただの『ウォーキング・デッド』ファンとしてはじまり、今では最も個性的なスピンオフになるであろう作品のショーランナーというところまで来ました。信じられないような話ですが、AMCや私を支えてくれた皆さんに感謝しています」とコメントした。

『ウォーキング・デッド』のファイナル・シーズンとなるシーズン11は3部構成で、第1部が2021年10月27日(水)にディズニープラスにて日本配信開始。第2部は2022年2月20日より本国アメリカでオンエア予定。『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』はシーズン7が、『ウォーキング・デッド:ワールド・ビヨンド』も完結編となるシーズン2が本国で放送中。加えて、ノーマン・リーダス演じるダリルとメリッサ・マクブライド演じるキャロルを主人公にしたスピンオフも製作進行中だ。(海外ドラマNAVI)

Photo:

AMC『ウォーキング・デッド』公式Twitterより