イギリスで絶対的人気を誇る長寿ドラマ『ドクター・フー』。第13代目にして女性初のドクター、ジョディ・ウィッテカーと製作総指揮のクリス・チブナルがシーズン13をもって卒業することが発表されて以来、今後の製作陣などに注目が集まっていたが、この度あの人が復帰するとDidital Spyが伝えている。
今回『ドクター・フー』復帰が発表されたのは、2005年にリバイバルとして本作を蘇らせたラッセル・T・デイヴィース(『IT"S A SIN 哀しみの天使たち』)。9代目ドクターとしてクリストファー・エクルストン(『LEFTOVERS/残された世界』)を起用したのち、10代目ドクターとしてデヴィッド・テナント(『グッド・オーメンズ』)を任命し、シーズン5まで製作総指揮を担当。この度、2023年に本作のショーランナーとして戻ってくるという。
歴代人気ドクター ランキングで1位に選ばれるほど今もなお高い人気を誇るデヴィッド。デイヴィースと共に歩んできたデヴィッドにとって、彼の復帰はとても嬉しかったようだ。「ラッセルが戻ってとても嬉しいし、彼がどのような物語を紡ぐのか見ることが楽しみだ。彼のような"ドクター・フー脳"を持った人は他にいないよ。この国にも、地球にも、宇宙にもね。だからいちファンとして、『ドクター・フー』は次にどこへ向かうのか知られるのは、本当にワクワクするよ」
今回ショーランナーが決定したことで、さらに熱い視線が注がれるのは次のドクターは誰になるのか。デヴィッドが復帰をする可能性について、本人は"ありえないことはない"と否定はしていない。過去にデヴィッドは『ドクター・フー』50周年記念のため、再登場し、第11代ドクターのマット・スミス(『ザ・クラウン』)と共演。ファンの視線は早くもきたる60周年へと向いている。奇しくも60周年を迎える2023年はかつてタッグを組んだデイヴィースが復帰を果たす年。二人そろってカムバックということもあるかもしれない。Digital Spyがデヴィッドに、再出演に興味があるか、あるいは、すでに誰がドクターになるのか知っているか質問すると、「僕がこんな風に言い出したらって想像してみてよ。NO!もし知っていても、知らなくても何も言わない!」と答えをにおわせてじらした。
ジョディにとってファイナルとなる『ドクター・フー』シーズン13は10月31日に放送開始。(海外ドラマNAVI)
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デヴィッド・テナント©James Warren/Famous