2001年から放送されたDCドラマ『ヤング・スーパーマン』が、今年で20周年を迎えた。その記念を祝うイベントでシリーズの共同クリエイターが、レックス・ルーサー役に挑んだザッカリー・リーヴァイ(『CHUCK/チャック』)のオーディションが"散々だった"と明かした。
『ヤング・スーパーマン』のBlu-rayコンプリートシリーズの発売を祝うプレスイベントに、クリエイターを務めたアルフレッド・ガフとマイルズ・ミラーが登場。シリーズを振り返った二人は、実際にはマイケル・ローゼンバウム(『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』)がレックス・ルーサーを演じたが、ザッカリーも同役のオーディションを受けていたと明かし、彼について言及した。
ザッカリーはまずプロデューサー向けのオーディションを受け、素晴らしい演技を披露した。そして、候補にあがり、ワーナー・ブラザースの重役の前でレックスを演じることになったという。
ガフは、「そのオーディションが散々だったんだ。その場を去るときに私は、"ああ、これは彼の人生で最大のチャンスだったのに"と思ったのを覚えているよ。でも、その後に彼は信じられないほどの成功を収めたから、先のことはわからないよね」と米The Hollywood Reporterにコメント。
ガフが言うように、ザッカリーは2007年から5シーズンにわたり放送されたスパイアクションドラマ『CHUCK/チャック』で主役を射止め、ディズニーアニメ『塔の上のラプンツェル』ではフリン・ライダーの声を務め、歌声も披露。そして、マーベル映画『マイティ・ソー』シリーズでは主人公ソーの親友ファンドラルを演じ、DCの大ヒット映画『シャザム!』では主役に抜擢され活躍。2023年公開予定の続編となる『Shazam! Fury of the Gods(原題)』にも続投しており、人気俳優となった。
ガフとミラーはその散々だったオーディションから数年後にザッカリーと再会したといい、当時を振った3人は笑い合ったそうだ。
(海外ドラマNAVI)
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ザッカリー・リーヴァイ ©James Warren/Famous