Disney+(ディズニープラス)製作によるマーベル・ドラマシリーズの最新作『ホークアイ』は"アベンジャーズ"の創設メンバー、ホークアイことクリント・バートンを主人公に描く物語。本作の配信前に、約10年にわたってジェレミー・レナーが演じてきたホークアイの活躍を、彼の武器であり代名詞でもある「弓」とともにおさらいしよう。(※本記事は、マーベル・シネマティック・ユニバース作品のネタばれを含むのでご注意ください)
初登場は『マイティ・ソー』
ホークアイは、これまで数々の戦いにおいて、弓を使った多彩すぎるテクニカルな戦闘を披露してきた。2011年公開の『マイティ・ソー』で初登場後、翌年公開の『アベンジャーズ』でMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に本格参戦した。
地球征服を目論むロキに洗脳され、風の動きすらも読んだ正確すぎる弓技でヘリキャリアを半壊させるなど、超人的パワーを持つヒーローを相手にとことん追い詰め、観る者に弓技の豊富なバリエーションを見せつけた。
初めてホークアイを演じたときについて、ジェレミーは「彼が高い技術を持った普通の人間だというアイデアが気に入ったんだ。弓については、アーチェリーのオリンピック選手に教えてもらいながら練習したりもしたよ」と、キャラクターへの共感と役作りについて語っている。
『エイジ・オブ・ウルトロン』では家族が登場!
続く2015年公開の『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』。予期せぬ強敵ウルトロンからの一時的な隠れ家として、ホークアイがアベンジャーズ・メンバーを誘ったのは自身の"家庭"。妻と子の存在が判明し、終盤の戦闘では、帰りを待つ"家族"と共に戦う"仲間"のために「弓」を放ち、敵をせん滅していった。
本作についてジェレミーは、「彼はリアルな人間として共感できる。この作品では、より深くその部分を出せたし、物語はとても思慮に富んでいて、彼を愛すべきキャラクターにしているはずだ」と、前作以上にキャラクターを深堀りしたという。
『シビル・ウォー』では仲間を守るため弓を放つ!
そして、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』では、方向性の違いから"アベンジャーズ"が対立。『エイジ・オブ・ウルトロン』後、ヒーローを一時引退していたホークアイだが、盟友キャプテン・アメリカに頼まれ戦線復帰。アイアンマン陣営vsキャプテン・アメリカ陣営という、仲間同士での戦いになってしまったが、矢が仲間を貫くことはなく、あくまで皆を守るために「弓」は使われた。
ジェレミーは、「興味深いのは、分断によって、それぞれのキャラクターの心的問題が描かれているところ。チームであることに変わりはないんだ。だからこそ、戦わなければならないという事実は辛いけど、そこが最高にクールでもあるんだ」と、仲間思いのホークアイの心情を代弁している。
『エンドゲーム』では闇落ち!?
そして、最凶ヴィラン・サノスの"指パッチン"で全宇宙の生命が半分になった後を描いた2019年公開の『アベンジャーズ/エンドゲーム』では、家族消失のショックで闇落ちし、"ローニン"として悪党を抹殺するホークアイが描かれた。その際は、"ヒーローとしての武器"である「弓」は一切使うことなく、刀で敵を斬っていた。
その後、ブラック・ウィドウの説得でアベンジャーズに復帰し、再び「弓」を携えてサノスとの最終決戦へ。ジェレミーは「本作では皆が変化している。ホークアイも独創的な登場をする。東京を舞台にした、今までと違うファイトシーンは見事なショットになっているよ」と、まったく新しい彼の姿について言及。
そして『エンドゲーム』後を描く『ホークアイ』。やっと家族との幸せな日々を手にし、来たるクリスマスを皆で過ごせる...と思いきや、ある日、"ローニン"時代の自身にもかかわる大事件が起きてしまい、戦いに巻き込まれていくことに!
自信家だけど弓の腕は確かなホークアイに憧れるケイト・ビショップ(ヘイリー・スタインフェルド『ディキンスン 若き女性詩人の憂鬱』)も加わる本作。果たしてホークアイは、襲い来る敵を切り抜け、クリスマスまで生き残ることができるのか...?
マーベル・スタジオドラマシリーズ第5弾『ホークアイ』は、11月24日(水)よりディズニープラスにて日米独占配信スタート。(海外ドラマNAVI)
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『ホークアイ』(C) 2021 Marvel/『アベンジャーズ』ディズニープラスで配信中(C)2021 Marve/『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』ディズニープラスで配信中(C)2021 Marvel/『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』ディズニープラスで配信中(C)2021 Marvel/『アベンジャーズ/エンドゲーム』ディズニープラスで配信中(C)2021 Marvel