『ウォーキング・デッド:ワールド・ビヨンド』シーズン2で、あの人に起きた出来事を示唆

大人気ドラマ『ウォーキング・デッド』シーズン9で降板したジェイディス役のポリアンナ・マッキントッシュがスピンオフ第2弾となる『ウォーキング・デッド:ワールド・ビヨンド』シーズン2に同役でカムバックし、リック・グライムズ(アンドリュー・リンカーン)について語っている。(※本記事は『ウォーキング・デッド:ワールド・ビヨンド』シーズン2第6話のネタばれを含みますのでご注意ください)

『ウォーキング・デッド』シーズン9の第5話「清算」で、重傷を負ったリックはジェイディスが呼んだ市民共同体軍(CRM)のヘリコプターに乗って姿を消した。

『ワールド・ビヨンド』シーズン2の第6話「Who Are You?(原題)」でジェイディスが市民共同体軍の軍曹ハック(アネット・マヘンドル)に、「私は市民共同体軍に非常に価値があるものを与え、新しい人生を手に入れた」と伝えるシーンが登場する。ここでジェイディスが言う"非常に価値があるもの"とは、リックのことを意味しているのだという。

米Comicbook.comとのインタビューでポリアンナは、そのジェイディスの言葉について次のように説明している。「製作チームが "リックに大きな価値がある"というセリフを入れたのは、ジェイディスがリックを気遣い、心から彼を尊敬し、彼がジェイディスのためにしたことを感謝しているから。だから、彼女が"価値がある"と言ったとき、リックが市民共同体軍のみに価値があると意味したわけじゃないの」

シーズン9第5話でジェイディスが重傷のリックをヘリコプターに乗せたとき、彼女は彼に"B"のラベルを貼り、無線で「"B"を確保している。"A"ではない。"A"は手元にない。怪我をしているが彼は強い。助けてくれるか?」と相手に伝えていた。

この"A"と"B"の意味だが、市民共同体軍のライラ・ベルショウ博士(ナタリー・ゴールド)による被験者の分類方法で、"A"はウォーカーに噛まれて死にかけていることを意味し、"B"は市民共同体軍にとって財産になり得る人物を意味していることも明らかになっている。よって、リックは価値ある存在として市民共同体軍に身柄を保護されていると思われるが、完全に安全とは言えないようだ。

シーズン2でジェイディスが、「リックを"市民共同体(CR)"ではなく、軍である"市民共同体軍"に与えた」と具体的に述べていた点に注目。同シーズンでは、市民共同体の政権と市民共同体軍の間で権力闘争が起きていることもほのめかされており、両者の内戦に巻き込まれたら、市民共同体軍に保護されていると思われるリックに危険が及ぶ可能性が考えられるからだという。

シーズン2でリックに関する情報が少し明かされたが、本家の退場後に何が起きて、現在、彼が何をしているかは、リックを主人公した映画三部作で描かれることを期待したい。

『ウォーキング・デッド:ワールド・ビヨンド』シーズン2は、米AMCにて毎週日曜日に放送中。日本ではAmazon Prime Videoにて配信中。(海外ドラマNAVI)

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『ウォーキング・デッド:ワールド・ビヨンド』©Steve Swisher/AMC