『カウボーイビバップ』ショーランナー、すでに「シーズン2にはビッグな計画がある」

Netflixが製作する実写版ドラマシリーズ『カウボーイビバップ』。そのシーズン1の配信を目前に控え、ショーランナーがシーズン2の構想について語っている。米Slashfilmが報じている。

本作は、1998年より日本で放送され世界中で大ヒットしたアニメ『カウボーイビバップ』の実写版。2071年の火星を中心とした太陽系を舞台とし、年期が入った宇宙船ビバップ号に乗り込んだ賞金稼ぎのカウボーイ、スパイク・スピーゲルを中心に、乗組員のジェット・ブラック、フェイ・ヴァレンタインらの活躍が描かれている。

ショーランナーのアンドレ・ネメックは、ゴヤ・スタジオで行われたプレミア上映会で、米The Hollywood Reporterの取材に応じ、番組について語った。「(Netflix社CEOである)テッド・サランドスが来たら、"シーズン2にはビッグな計画がある"と伝えてください。今後どこに向かっていきたいのか、方向性ははっきりしていますし、そういう話ができることにワクワクしています。もっと『カウボーイビバップ』が見られるように祈っています」

『カウボーイビバップ』実写版が数シーズンを予定していることは以前から知られていたが、今回ネメックは"鉄は熱いうちに打て"と言わんばかりに、次のシーズンへのアピールをしているようだ。

渡辺信一郎氏が監督を務めたアニメ版は、歴代のアニメシリーズの中でも屈指の名作として知られている。本作は高視聴率を獲得し、高く評価され、日本では2つの漫画シリーズと2つのビデオゲームが生まれた。

原作シリーズが人気を博しているだけに映像化には困難が伴うだろう。しかし、ネメックはストーリーに対するアプローチがシンプルであったと強調。「"今何が起きた?"と言えることほど楽しいことはありませんでした」と製作を振り返っている。また実写版では、渡辺氏がコンサルタントとして参加しており、ネメックらは強力なリソースを得ることができた。

実写ドラマ版『カウボーイビバップ』シーズン1は、明日11月19日(金)よりNetflixにて配信スタート。

Photo:

『カウボーイビバップ』©Phillip Faraone
(左から)ジェフ・ピンクナー、アンドレ・ネメック、ベッキー・クレメンツ、マーティ・アデルスタイン、ジョン・チョー