ドラマ版『ジャック・リーチャー』予告映像が公開!映画版との違いは?

英作家リー・チャイルドによるハードボイルド・ベストセラー小説「ジャック・リーチャー」シリーズをドラマ化したAmazonのオリジナルドラマ『Reacher(原題)』の新予告映像が到着した。トム・クルーズが主演した映画版とは、どんな違いがあるのだろうか? 米Entertainment Weeklyが伝えている。

トム・クルーズがリーチャー役で主演した映画シリーズは、2012年に第1作となる『アウトロー』が公開され、2016年には続編となる『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』が誕生している。

今回のドラマ版『Reacher』は、1997年に出版されたシリーズ第1作目「キリング・フロアー」が下敷きとなり、身に覚えのない殺人容疑で刑務所に入れられてしまったリーチャーが事件の真相を暴いていく。

ドラマ版の新予告映像では、服役中のリーチャーが数人の囚人相手に大立ち回りを繰り広げるシーンをはじめ、彼が事件解決のために警官らとタッグを組んでいく過程を目にできる。

では、映画版とドラマ版では、一体どんな違いがあるのだろうか? その点についてショーランナーを務めるニック・サントーラ(『SCORPION/スコーピオン』)が、ドラマ版は原作者の希望通りの作品になっていると語り、ドラマ版に対する自信を伺わせている。

「(原作者の)リーは愛すべきキャラクターを生み出し、そのキャラクターをTVで甦らせるのは大きなチャレンジでした。『Reacher』についてすべてを確認してもらうために、リーに常駐してもらい、彼が望む通りの物語を作るつもりでした。もし、リーが作品を気に入ったなら、私たちは的確な仕事をしたということです」

原作者のチャイルドは以前に、映画シリーズでトム・クルーズと仕事をするのは楽しかったが、小説で身長195センチ&体重115キロと描写されている巨漢のリーチャー役に、身長170センチという小柄なトムは「ジャックを体現できたとは言えない」と話していた。

その辺の思いが今回のキャスティングに反映されたようで、ドラマ版では身長188センチで筋骨隆々のアラン・リッチソンが抜擢。彼はDドラマ『Titans/タイタンズ』のハンク・ホール/ホーク役で知られ、同作でもムキムキな体躯を惜しみなく披露している。

チャイルドは、リーチャーを演じるべき俳優はオーディションテープを見て2秒以内に判断できると考えていたそうで、実際にアランのテープを見て瞬時に、「彼がリーチャーだ」と確信したようだ。チャイルドは、「彼が画面に姿を見せた途端、いつもリーチャーについて混乱させられる脅威と善意、静けさをブレンドした要素を持ち込んでいた」と、ほぼ即決で主役が決定したことを明かした。

原作者が惚れこんだアランが、どんなリーチャー役を体現してくれるのか注目したい『Reacher』は、Amazon Prime videoにて2022年2月4日(金)に配信予定。(海外ドラマNAVI)

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Amazon Studios公式Twitterより(©AmazonStudios)