全米視聴率ランキングで、ストリーミングのトップ10（ニールセン調べ）が発表された。
11月1日（月）から11月7日（日）までの順位は以下の通り。
＜総合＞
1.『ザ・ハーダー・ゼイ・フォール: 報復の荒野』（Netflix／計1話）...11億9500万分
2.『YOU ―君がすべて―』（Netflix／計30話）...9億9400万分
3.『ココメロン ～うたってまなぼう～』（Netflix／計15話）...7億6700万分
4.『イカゲーム』（Netflix／計9話）...6億7300万分
5.『となりのサインフェルド』（Netflix／計171話）...6億7200万分
6.『ロック＆キー』（Netflix／計20話）...6億3500万分
7.『クリミナル・マインド』（Netflix／計317話）...6億500万分
8.『シェイムレス 俺たちに恥はない』（Netflix／計134話）...5億9400万分
9.『メイドの手帖』（Netflix／計10話）...5億2400万分
10.『NCIS～ネイビー犯罪捜査班』（Netflix／計353話）...5億1900万分
＜オリジナルドラマ＞
1.『YOU ―君がすべて―』（Netflix／計30話）...9億9400万分
2.『イカゲーム』（Netflix／計9話）...6億7300万分
3.『ロック＆キー』（Netflix／計20話）...6億3500万分
4.『メイドの手帖』（Netflix／計10話）...5億2400万分
5.『ナルコス: メキシコ編』（Netflix／計30話）...5億1200万分
6.『ブリティッシュ・ベイクオフ』（Netflix／計72話）...4億8900万分
7.『ビッグ・マウス』（Netflix／計49話）...3億6000万分
8.『コリン・イン・ブラック・アンド・ホワイト』（Netflix／計6話）...3億5600万分
9.『プリンセス・マヤと3人の戦士たち』（Netflix／計9話）...3億4300万分
10.『テッド・ラッソ：破天荒コーチがゆく』（Apple TV＋／計22話）...3億1000万分
＜非オリジナルドラマ＞
1.『ココメロン ～うたってまなぼう～』（Netflix／計15話）...7億6700万分
2.『となりのサインフェルド』（Netflix／計171話）...6億7200万分
3.『クリミナル・マインド』（Netflix／計317話）...6億500万分
4.『シェイムレス 俺たちに恥はない』（Netflix／計134話）...5億9400万分
5.『NCIS～ネイビー犯罪捜査班』（Netflix／計353話）...5億1900万分
6.『イン・ザ・ダーク』（Netflix／計39話）...4億2000万分
7.『ウェントワース女子刑務所』（Netflix／計97話）...4億1900万分
8.『ブラックリスト』（Netflix／計169話）...3億9500万分
9.『グレイズ・アナトミー』（Netflix／計379話）...3億9500万分
10.『ハートランド物語』（Netflix／計215話）...3億7800万分
＜映画＞
1.『ザ・ハーダー・ゼイ・フォール: 報復の荒野』（Netflix／計1話）...11億9500万分
2.『アーミー・オブ・シーブズ』（Netflix／計1話）...4億5600万分
3.『ラブ・ハード』（Netflix／計1話）...4億5500万分
4.『リメンバー・ミー』（Disney+／計1話）...2億2100万分
5.『レプリカズ』（Netflix／計1話）...1億7300万分
6.『ブラック・ウィドウ』（Disney+／計1話）...1億6900万分
7.『あの夏のルカ』（Disney+／計1話）...1億5700万分
8.『アメリカン・ギャングスター』（Netflix／計1話）...1億4400万分
9.『フィンチ』（Apple TV+／計1話）...1億3200万分
10. 『キング・アーサー』（Netflix／計1話）...1億3000万分
配信のランキングでは、レーティングと視聴者数によって順位が決まる放送番組と違って、期間中に視聴された時間の長さが鍵を握る。その時間の長さは1話平均でなく配信中の全エピソードを合わせたもののため、話数が多ければ多いほど有利になる計算だ。
なお、ニールセンでは以前は総合ランキングだったが、1月頭から各配信の「オリジナルドラマ」「非オリジナルドラマ（放映権を獲得した他社作品）」「映画」という3つのジャンルに分かれることに。各ジャンルと総合のランキングをそれぞれご紹介しよう。
総合部門では、ドラマ作品を抑えて11月3日（水）配信開始の新作Netflix映画『ザ・ハーダー・ゼイ・フォール: 報復の荒野』がトップに。自分の両親を殺した犯罪組織のボス、ルーファス・バックが赦免されたと聞き、ナット・ラブはかつてのギャング団を再結成。そんなならず者たちの命がけのリベンジを描いた西部劇だ。ナット役は『ラヴクラフト・カントリー 恐怖の旅路』でも主演を務めたジョナサン・メジャースが担っている。2週連続で首位だった『YOU ―君がすべて―』は2位、前週2位の『ロック＆キー』は6位、前週3位の『イカゲーム』は4位へとそれぞれ後退した。
オリジナルドラマ部門で前週圏外からランクインしたのは3作品。1本目は、11月5日（金）にシーズン3の配信がスタートし5位にランクインした『ナルコス: メキシコ編』。メキシコの麻薬カルテル同士の抗争を掘り下げる人気シリーズで、解禁となったシーズン3でファイナルを迎えた。2本目の『ビッグ・マウス』は、同じく5日にシーズン5が配信開始で7位に。思春期ならではの混乱と苦悩に満ちた日常をシュールに描いたコメディアニメ作品で、シーズン5では感謝祭やクリスマス、大晦日といった、今のシーズンに観るのにぴったりのエピソードが含まれている。3本目は、10月29日（金）にリリースされ8位に入ったヒューマンドラマ『コリン・イン・ブラック・アンド・ホワイト』。アメリカンフットボール選手のコリン・キャパニック本人の語りで、スポーツ選手として高みを目指す中で、人種や階級、文化の壁にぶつかりながら過ごした彼の青春時代を描いた作リミテッドシリーズだ。その他、先述の『YOU』、『ロック＆キー』、『イカゲーム』を含む7作品が前週から引き続きのランクイン。ベストセラー回顧録を原作とする『メイドの手帖』は4位を、お料理コンテスト番組『ブリティッシュ・ベイクオフ』は6位をそれぞれキープ。王女マヤと仲間たちの冒険を描いたアニメシリーズ『プリンセス・マヤと3人の戦士たち』が5位から9位へ、サッカー監督の苦悩を描いたコメディ『テッド・ラッソ：破天荒コーチがゆく』は8位から10位へランクダウンする結果に。トップ10陥落となったのは、ホラーを数多く手掛けるマイク・フラナガンによる『真夜中のミサ』、世界の陰謀論を管理するコグニート社を舞台とした大人向けアニメシリーズ『陰謀論のオシゴト』、ドールハウスの世界で繰り広げられるワクワクのアドベンチャーを描く子供向け番組『ギャビーのドールハウス』の3作品。
非オリジナルドラマ部門では、『ココメロン ～うたってまなぼう～』が2週連続で首位。『シェイムレス 俺たちに恥はない』が2つ順位を下げて4位となり、繰り上がる形で『となりのサインフェルド』が2位、『クリミナル・マインド』が3位に。また、『リバーデイル』と『レガシーズ』がトップ10から姿を消した代わりに、2作品が圏外からランクイン。7位の『ウェントワース女子刑務所』は本国オーストラリアでTVドラマ史上歴代No.1の視聴率を更新し続けている人気シリーズ。米国では10月27（水）にファイナルシーズンがNetflixにて配信開始となったようだ。もう1本は、久々のトップ10入りを果たした『ハートランド物語』に。
映画部門では、総合でもトップの『ザ・ハーダー・ゼイ・フォール: 報復の荒野』、前週4位から2位に浮上した『アーミー・オブ・シーブズ』に続き、5日配信開始の『ラブ・ハード』が初登場で3位に。デート事情を執筆しているLAの記者が、アプリで出会った完璧な男性。クリスマスにアポなしで東海岸へと飛んだはいいが、理想の彼はなりすましだったというラブコメディだ。5位には2018年のサスペンス映画『レプリカズ』が登場。突然の事故で失った最愛の家族を、クローン化して蘇らせるという倫理を超えた禁断の実験に踏み切る神経科学者の主人公をキアヌ・リーヴスが演じている。8位は、リドリー・スコット監督、デンゼル・ワシントン、ラッセル・クロウ共演による2007年のクライム映画『アメリカン・ギャングスター』。60年代末から70年代初頭にかけて、フランク・ルーカスがニューヨーク・ハーレムに作り上げた麻薬王国の興亡と、彼を追う刑事リッチー・ロバーツの執念の捜査が描かれる。9位は、5日に配信スタートとなったApple TV＋の新作SF映画『フィンチ』。主人公はトム・ハンクス演じるロボット技術者のフィンチ。荒廃した世界で暮らす彼が、愛犬と自らが制作したロボットと共に安心して暮らせる場所を求めて危険な旅に出ることに。その過程で、彼らが次第に家族のように心を通わせていく様を描いた感動作となっている。（海外ドラマNAVI）
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Photo:
『YOU ―君がすべて―』© JOHN P. FLEENOR/NETFLIX
