ポワロの友人が作者!『アガサ・クリスティー 名探偵ヤルセン』が日本初放送

スウェーデンで2021年8月に発表された最新作『アガサ・クリスティー 名探偵ヤルセン』。アガサ・クリスティーが生み出したキャラクターが創作したキャラクターが主人公という、クリスティー作品史上初のユニークな設定のスピンオフ・ドラマシリーズがいよいよ日本に上陸! AXNミステリーにて独占放送される。

「マギンティ夫人は死んだ」など、アガサ・クリスティー作品に度々登場するキャラクター"アリアドニ・オリヴァ"。ドラマ『名探偵ポワロ』では、『暗黒と神秘の骨』のゾー・ワナメイカーが演じている。

推理作家であり、名探偵ポワロの友達でもあるオリヴァは、その知識を使って事件解決をたびたび助けた、いわばヘイスティングスに次ぐ相棒ともいえる。そんな彼女が創作したキャラクターとして登場するのが名探偵スベン・ヤルセンだ。本作は、そのスベン・ヤルセンがテレビ・プロデューサーのクララと、現代のスウェーデンとフィンランドを舞台に事件解決に挑む。

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<あらすじ>
リアリティーショーを手がけるテレビ・プロデューサーのクララは、番組の低俗な内容にうんざりしていた。ある日の会議で不満を爆発させたクララは、元敏腕探偵スベン・ヤルセンが事件を解決していく様を追う番組の企画を提案する。だが出演交渉をするべくヤルセンに連絡を取ろうとする苦戦。ようやく居場所をつかんだクララは彼を追ってフェリーに乗船するが、そこではある事件が待ち受けていた。

主人公ヤルセンは『モンスター・エージェント ネリーの奇妙な冒険』や『Solsidan(原題)』のヨハン・レーボリが好演。クララは『キングスマン』シリーズの主人公エグジーの恋人ティルデ王女役で知られるハンナ・アルストロムが演じている。

オリヴァというキャラクターは、クリスティーの分身的存在と言われている。クリスティーが生み出したポワロ、オリヴァが生みだしたヤルセン、という関係性...。さらに、ポワロはイギリスで活躍するベルギー人の名探偵で、ヤルセンはスウェーデンで活躍したフィンランド人の名探偵という類似点も興味深い。

極めつけは、第1話の舞台"豪華客船"。名探偵ポワロの名作「ナイルに死す」を髣髴とさせる。そんな『名探偵ポワロ』シリーズとの共通点を探しながら視聴するのも一興だろう。

放送情報

『アガサ・クリスティー 名探偵ヤルセン』(全8話)は、AXNミステリーにて2月11日(金・祝)19:00より一挙放送。

また本作の日本初上陸を記念して、ヤルセンの生みの親であるオリヴァが登場する『名探偵ポワロ』のエピソード7本(「ひらいたトランプ」「マギンティ夫人は死んだ」「第三の女」「ハロウィーン・パーティー」「象は忘れない」「死者のあやまち」「複数の時計」)も放送決定! AXNミステリーにて2月11日6:00より一挙放送。(海外ドラマNAVI)

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『アガサ・クリスティー 名探偵ヤルセン』© BRF/Naive