キアヌ・リーヴス、レオナルド・ディカプリオとHuluドラマでタッグを組むことに

米Huluで企画が進んでいるエドガー賞受賞のノンフィクション「悪魔と博覧会」のシリーズ化。以前、レオナルド・ディカプリオ(『レヴェナント:蘇りし者』)やマーティン・スコセッシ(『沈黙 -サイレンス-』)が携わることを当サイトでもお伝えしていたが、新たに『マトリックス』シリーズのキアヌ・リーヴスへ出演交渉中であることをDeadlineが報じている。

Huluが巨額の予算を投じてシリーズ化を進めているとされる2003年に出版されたアメリカのジャーナリスト、エリック・ラーソンによるノンフィクション「悪魔と博覧会」(文藝春秋)。1893年のシカゴ万博総指揮を務めた著名な建築家ダニエル・バーナムと、狡猾なシリアル・キラーとして世界を恐怖に慄かせた医師H・H・ホームズという二人の男の運命が、万博を通じて交錯していく様を描き、エドガー賞の犯罪実話賞を受賞した。

2010年にレオナルドが映画化の権利を獲得後、スコセッシがメガホンをとり、米パラマウントにて長編映画を製作する方向で話が進んでいると報じられていたが、2019年にHuluがシリーズ化の企画を進行していると発表。

レオナルドとスコセッシは、『VINYL‐ヴァイナル‐ Sex,Drugs,Rock"n"Roll&NY』のリック・ヨーンや『キャッスルロック』のサム・ショウ、『レヴェナント:蘇えりし者』のジェニファー・デイヴィソン、『バッドランド ~最強の戦士~』のステイシー・シェアらと共に製作総指揮を務める。監督はスコセッシに加えて、俳優・脚本家としても活動するトッド・フィールドが務め、第1話と第2話を担当するという。フィールドは2006年の『リトル・チルドレン』以来、久しく活動しておらず、今年公開されるケイト・ブランシェット(『ステートレス -彷徨の行方-』)出演の映画『TAR(原題)』でブランクから復帰する予定だ。

話数は明らかになっていないがリミテッド・シリーズになるとのことで、キアヌにとっては初のTVシリーズ本格出演になる。交渉中のキアヌのほかに、出演者は明らかになっていない。

レオナルド自身が演じたいという思いから動き出した企画だけに、ぜひとも二人の共演が見たいものだが、どうなるのだろうか。レオナルドの出演が実現した場合、1992年にルーク役で出演していた『愉快なシーバー家』以来のドラマ復帰となる。続報に期待したい。(海外ドラマNAVI)

Photo:

キアヌ・リーヴス©FAM020/FAMOUS
レオナルド・ディカプリオ©NYPW/FAMOUS