『ドクター・フー』ジョディ・ウィッテカー、撮影最終日を語る「今までで一番気持ちが揺さぶられた日」

絶大な人気を誇るSFドラマ『ドクター・フー』のシーズン13で、13代目ドクターを演じたジョディ・ウィッテカーがシリーズを卒業する。その撮影最終日について、ジョディが語っている。米Screen Rantが報じた。

女性初となるドクターとして大抜擢されたジョディは、2017年のクリスマススペシャル「戦場と二人のドクター」からシリーズに参加。現在、英BBCで彼女が主演するシーズン13が放送されているが、最後の撮影は2021年10月に終了した。その日はジョディにとって、さまざまな気持ちが入り乱れて感極まってしまったようで、こう振り返っている。

「自分のシーンを再撮影したのですが、今までこれほど撮影で気持ちが揺さぶられたことはありませんでした。最高の時間を過ごせたので、本当に不思議な気持ちになりました。降板は自分で決めたのに、まるで自分の傷を自分で縫っているような気持ちになったんです。自分に対してするには奇妙なことですけどね。"なんてことをしてしまったのかしら...?"と思ったけれど、間違っていないとも感じました」

また、ジョディは撮影終了後も卒業の実感が沸かないと語っている。「私が築いた家族と一緒に過ごせた最終日は、素晴らしき祝福と悲しみに満ちた日でした。それでも慰めになるのが、今も自分が出演しているエピソードが放送されていることです。それが終わるまで、ドクターは自分の役ではないという事実を考えなくて済みますからね!」

ジョディの降板は残念だが、10代目ドクターを演じたデヴィッド・テナントをはじめ、特別番組やイベントエピソードに過去のドクターが復帰した例もあり、将来的にジョディがシリーズに戻って来る可能性はあるかもしれない。

なお、現時点で新ドクターは未定で、誰が抜擢されるのか新情報を待ちたい。(海外ドラマNAVI)

Photo:

『ドクター・フー』©James Pardon