人気犯罪アクションドラマ『S.W.A.T.』が3度の打ち切りを乗り越え、米Starzにて続編『S.W.A.T. Exiles(原題)』として3度目の復活を果たす。主人公ダニエル・“ホンドー”・ハレルソン役で続投するシェマー・ムーアが、新シリーズで描かれるホンドーの変化や過酷な試練について語った。
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SWATから追放されたホンドーと組織の影
新シリーズ『S.W.A.T. Exiles』は、ホンドー自身が“追放者(Exile)”となった状態から物語が始まる。前作から2年が経ち、彼はある任務の失敗をきっかけにSWATを離れていた。しかし、その裏には組織内の政治的な思惑が存在していたという。
米TV Insiderのインタビューに応じたシェマーは、「組織の上層部にはSWATを縮小し、警察組織そのものを変えようという考えがある。だからSWATという存在や戦術そのものが軽視され始めている」と説明する。一方で、長年にわたり地域社会と警察の橋渡し役を担ってきたホンドーの信念は揺らがない。「彼の使命は人種や地域社会、警察と市民の間にある溝を埋めることだった。正義のために戦う男だが、一人では何もできない。だからこそチームが必要だ」と語り、作品の軸となる精神が変わらないことを強調した。
黒人警官として特殊部隊を率いる葛藤を描いてきた『S.W.A.T.』だが、今作での状況はさらに深刻だ。「ホンドーは少し年を重ねたが、まだやれる。ただ今回は、彼を必要としていない組織そのものと戦わなければならない」。現場へ呼び戻した旧上司のヒックス司令官も強い圧力を受けており、二人は逆風のなかで新たな部隊を率いることとなる。
1話完結から連続ドラマへ!よりダークで骨太な作風に変化
シェマーによれば、本作は従来のシリーズから作風も大きく変化しているという。これまでのような1話完結型ではなく、シーズン全体を通して物語が展開する構成となり、映像やストーリーも「よりダークで、より骨太」になっているとのことだ。「毎回事件を解決して終わりではない。成功することもあれば、失敗したまま次のエピソードへ続くこともある。その積み重ねが物語全体につながっていく」と語る。
さらに、彼には新たな試練が待ち受けている。率いることになるのは熟練のベテランではなく、実戦経験のほとんどないZ世代の新人たちだ。「考え方も行動もまったく違う世代を率いなければならない。命が懸かった現場へ送り出される前に、正しい判断や責任感を短期間で学ばせる姿がとてもスリリングだ」と見どころを明かした。
タイトル『Exiles』に込められた二重の意味と旧キャストの復帰
タイトルにある『Exiles』には二重の意味が込められている。一つは、過去の任務で少年を救おうとして失敗し、組織の隠蔽工作によって濡れ衣を着せられSWATから追放されたホンドー自身を指す。
そしてもう一つは、“追放者”のような扱いを受ける新人メンバーたちだ。「彼らは失敗するためにホンドーへ押しつけられたような存在だ。組織は“こんな新人たちでは絶対に成功しない”と思っている」。そのためチーム内には、伝説のリーダーとして尊敬する者もいれば、失脚を信じて疑う者もおり、大きな温度差が生まれる。「ホンドーはもう一度、自分の実力を証明しなければならない。尊敬は与えられるものではなく、自ら勝ち取るものだ」と語り、チーム内の衝突も見どころになると明かした。
また、今作には旧シリーズからヒックス(パトリック・セント・エスプリト)、ディーコン(ジェイ・ハリントン)、タン(デヴィッド・リム)のゲスト出演も決定している。出番は限られているものの、ホンドーの過去と現在をつなぐ重要な役割を果たす。「長年応援してくれたファンにとって懐かしいキャラクターが戻ってくる。ただ、この作品は新しい世代へバトンを渡す物語でもある」と話し、新旧キャストが融合した新章への手応えを示した。
ホンドーの新たな試練が描かれる『S.W.A.T. Exiles』は、2026年9月25日に米Starzにて放送開始。日本ではWOWOWにて放送予定(時期未定)。
(海外ドラマNAVI)







