Amazon Prime Videoが、吹き替え作品にAI技術を導入したことが明らかに。役者の口の動きと吹き替え音声を同期させる「AIリップシンク」機能が、まずはドイツ発の人気ドラマ『マクストン・ホール ~私たちをつなぐ世界~』から取り入れられた。米Varietyなど複数のメディアが報じている。
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俳優の唇の動きを人間が吹き替えた音声に同期させる
様々な国を舞台にした多種多様な作品を世界中の視聴者に届けるAmazon Prime Video。吹き替え版の言語も充実しているが、AI技術を使って、俳優の唇の動きを人間が吹き替えた音声に同期させる新機能を導入。これにより、吹き替えの作品がより自然に見えるようになり、視聴者は作品世界へより深く没入できるとのこと。
AIリップシンクによる吹き替えは、今月9日(水)から『マクストン・ホール』シーズン1&2で、英語音声版がグローバルで利用可能となった。12月9日(水)解禁の最終シーズンにも同機能が搭載予定だ。このAIリップシンク機能は、Amazonの技術革新の一環。AIとVFX技術を組み合わせることで、従来の吹き替えでは避けられなかった口の動きの違和感を解消し、シームレスな視聴体験を提供する。具体的なAIツールは明かされていないが、Amazon史上最も視聴された国際オリジナルシリーズとして知られる『マクストン・ホール』以外のシリーズ作品へも今後拡大していく予定だ。
日本語やドイツ語の吹き替えは出来が良いと言われるが、例えば英語やイタリア語の吹き替えだと俳優の口の動きや形に音声がまったく合っていないことも少なくない。そうした違和感を今後は感じにくくなるようだ。「映画を吹き替え版で見ていて、台詞が終わったのに俳優の口だけが動き続けていて、すっかり物語から現実に引き戻された経験はありませんか? Amazon Prime Videoは、世界中のお客様により快適で、より利用しやすい視聴体験を提供するために設計された機能によって、この問題に取り組んでいます」と、Amazonは今回の新機能導入を発表したブログで綴っている。
Amazon Prime VideoおよびAmazon MGM Studiosのテクノロジー部門バイスプレジデントであるラフ・ソルタノヴィッチは、今回の新機能導入について次のように語る。「Amazon Prime Videoでは、お客様の視聴体験を向上させる新しいツールを常に革新しています。リップシンク機能により、お客様がグローバルコンテンツをよりシームレスで没入感のある方法で楽しめるようにします。そしてクリエイターにとっては、彼らの芸術的ビジョンの整合性を保ちつつ、より幅広い世界中の視聴者に物語を届けやすくなるでしょう」
豊富なテクノロジー関連の資金・リソースを持つという強みがあるAmazon。昨年、同社は映画を英語と中南米向けスペイン語にAIで吹き替える新たなツールの試験運用を開始していた。今後、吹き替え版にさらなる技術革新がもたらされるのだろうか。
『マクストン・ホール ~私たちをつなぐ世界~』シーズン1~2はAmazon Prime Video(Amazon プライム・ビデオ)で配信中。AIリップシンク機能は英語音声版で利用可能。最終章となるシーズン3は12月9日(水)より配信開始。(海外ドラマNAVI)










