『HOMELAND/ホームランド』のスタッフが手掛ける極限心理サバイバル・スリラードラマ『THE HEAD』。その日本語吹替版が本日7月21日（水）より配信開始となり、メインキャストの一人として出演した山下智久が自ら英語のセリフを日本語で吹替え、コメントを寄せた。
エミー賞を受賞した人気スパイスリラードラマ『HOMELAND/ホームランド』のスタッフ、ラン・テレム製作総指揮のもと、さまざまな国の実力派キャストたちが集結し、極限状態に置かれた人間たちの壮絶な心理合戦を描く『THE HEAD』。
■あらすじ
4月29日から6カ月間、陽が当たらなくなる南極科学研究基地。任務を終えた夏期隊員たちは、そのまま研究を続ける「越冬隊」のメンバー10名を残し、閉ざされた基地を去ることに...。しかし、突如基地との交信が断絶。越冬隊との別れから半年後、ようやく夏期隊長ヨハンが救助隊を率いて基地に到着すると、静まり返った恐ろしい光景を目撃する。そこには惨殺された7つの死体...。生存が確認された者もいる一方、行方不明になっている者もいた。一体基地で何が起こったのか―。
本日7月21日（水）より日本語吹替版がHuluにて全6話まとめて配信開始。微生物学者のアキ役で出演した山下智久が"一生忘れられない夏"を思い出しながら、自ら日本語吹替えを担当している。
さかのぼること2019年夏、スペインのテネリフェ島＆アイスランドで行われたオール海外ロケに参加した山下。今回の日本語吹替版アフレコでは、当時の記憶が鮮明によみがえってきたそうで...。「あの頃は、英語のセリフに感情を乗せる作業がすごく難しく、ただただ撮影についていくのに必死で...。今回アフレコをしながら、毎日もがきながら取り組んでいたこと、そんな僕を支えてくれたスタッフ・キャストの顔を思い出しました。たった3カ月のロケでしたけど、世界中に友だちができましたし、改めて"一生忘れられない夏"だったなと思います」
そんな郷愁に包まれて挑んだアフレコでは、新たな発見もあったという。「英語で話している時は口も大きく動くし、表情も豊かになる。そこに、普通のテンションで日本語のセリフを乗せると、見ている人の中に違和感が生じてしまうんです。ディレクションを受け、テンションや声のトーンを調整しながら"あっ、よく吹替版の作品で聞いた感じだ！"って、楽しくなりました」と、笑顔でアフレコ中の心境を語る。
そして、「自分自身に声を当てるのはほぼ初めての経験で、終始不思議な感じでした」と話す山下。アフレコ中も、ディレクターからの指示を一つ一つ真摯に受け止め、秒単位の間合いや微かなトーンの調整を繰り返しながら全力で挑む。山下本人も「すごく難しかったです...」と苦笑いするが、それと同時に大きな達成感も得たよう。「実は英語のセリフで演じていた時も、僕自身はアキの言葉や感情を日本語で解釈していたんです。今回日本語で改めて演じることで、気持ちの中にあった彼をやっと出せたような気がします」と述べる。
――共演者の皆さんとは今でも連絡を取っていらっしゃるんですか？
クリスマスやニューイヤーなどのタイミングでメールを送り合ったり、グループチャットルームでみんなと会話したりしてます。ありがたいことに配信・放送される国や地域も広がっているので、そのたびに情報交換もしてるんですよ。撮影中、現地には一人で行っていたので、すごく大変でしたけど、飛び込んでよかった！ 共演者のみんなともすごく強い絆が生まれましたし、自分自身も外国人の方と緊張せずにフラットに接する度胸がついて、いい経験をさせていただきました。
――日本語吹替版を楽しみにしていらっしゃる皆さんに、メッセージをお願いします。
今回は吹替版ということで、字幕を追っている時は見逃しがちな画力を感じていただきたいです。また、日本語に吹き替えることで、登場人物たちの言葉もダイレクトに皆さんに届くと思います。オリジナルを見てくださった方も、まだ一度も見てらっしゃらない方も、この機会に『THE HEAD』日本語吹替版を楽しんでいただけたらうれしいです。
また、山下のアフレコ時の様子やインタビュー映像も配信される他、今後も当時のメイキング映像の追加配信が予定されるなど、まだまだ『THE HEAD』から目が離せない。なお、本作のエンディングテーマ曲は山下が作詞した楽曲「Nights Cold」だ。Huluオリジナル『THE HEAD』は、本日7月21日（水）よりHuluで全6話一挙配信スタート。
（海外ドラマNAVI）
Photo:
Huluオリジナル『THE HEAD』Huluで独占配信中 © Hulu Japan
